テーブル脚の交換と天板メンテナンスそして無垢材のオイルフィニッシュについて

4年前に納めた鉄脚のローテーブル。家族が増え、生活スタイルも変化してきたために床に座るより椅子に座る生活に変えたいというご要望でした。天板はそのまま活かし、脚を木脚に替え高さを上げます。うえの写真はBeforeです。お家を新築したタイミングで納品したのを思い出します。ズッシリ思いテーブルを2階まで上げるのを大工さんがお手伝いしてくれたっけ。いい笑顔ですね。

 

4年間の月日が味として天板に現れています。小さなお子様が2人だと食べこぼしやクレヨン、マジックの跡が残っていますのでここは一度クリーニングを。先ずはサンディングで汚れを削り落とします。この時点でもう脚の交換は終わっていますね。後ろにチラリと黒い柵のように写っているのが鉄脚です。

 

そしてオイルを塗り込みます。潤いが蘇ります。nineではオスモというドイツのメーカのオイルを使用しております。

 

キレイになりました。後はオイルが乾いたらいつも通り使ってもらえます。

 

 

無垢材のオイルフィニッシュ仕上げについて

無垢材の天板なので突き板、化粧合板と違って削って汚れをリセットし新品の状態まで戻すことが可能です。オイルフィニッシュは輪じみや油染みがつきやすいと思われがちですが、日々のお手入れでキレイな状態を保つこともできると思いますし、メンテナンスをしながら使うことで経年による味というか深みが出るし何より愛着が増します。日々のお手入れもそんなに難しいことはなく、コツとしては食事などをした後は必ず固く絞った布巾で拭き残しなく拭くということです。食べ物をこぼしても大丈夫、拭けば良いのです。おばあちゃんちの縁側のイメージとよくお伝えします。毎日拭き掃除するのでピカピカですよね。もし天板の艶がなくなりカサカサ感が出てきたなと思ったらワックスやオイルを塗ってください。カサカサの状態で油っぽい食べ物ををこぼしてしまうと油染みが取れにくくなってしまうのでカサカサする前にワックスかオイルを塗ることをお勧めします。

なんか細かいことをツラツラと書いておりますが、あまり神経質にならずに大らかな気持ちで使ってもらえたらなと思います。子育てが落ち着くまでガシガシと使ってもらって、その後nineにご連絡頂ければバッチリ綺麗にお直しに駆けつけます。日々のメンテナンスも分からないことがあればご相談ください。ご来店してもらえればやり方も教えますし、おすすめのワックスやオイルなどご紹介します。無垢材のテーブルは良いですよ〜、触ったときに感じる木の本来の質感は合板のウレタン、ラッカー塗装とは明らかに違います。使いながら育てるような感覚で長く家具とお付き合いしてもらいたいと思っております。