古い材料を使って

古民家を解体することになり、その家の屋根裏に眠っていた建築の為に製材され使われなかった材木を支給され、それを使って何かを製作して欲しいとの依頼。何の木かわからない大きな一枚板は結構反っていて厚みが30㎜程度、そのまま1枚板のテーブルにするには反りをなくすために削って調整しておそらく15㎜厚くらいの仕上がりに。テーブルにするは薄すぎるし、真ん中に手のひらサイズの節穴も空いているし、何せ2000×1000㎜の大きさは普通のお家にはちょっと大きすぎ。勿体ないけど細かく切ってスツールなどにしてはどうかと提案したところ、取れるだけの大きさでデスクをお願いしたいというところに話は落ち着きました。

樹種が不明なこの木材はブラックウォルナットのように黒っぽい木肌で、カツラやホウノキのような柔らかさと軽さのある加工しやすい材料でした。仕上げにオイルを塗ってみると木目はそれほど美しいというほどではないのですが、独特の風合いというか黒いうねりというかなんとも言えない存在感のある仕上がりとなりました。

何年も眠っていた材料がこうして時間を経て家具として生まれ変わって使わていく。何かロマンを感じてしまいますが、私も一役を担えて良かったです。よい機会を与えてもらいました。

2000×1000㎜の一枚板これはこれで良い感じなのですが、反りと大きな節穴が。どこを切ってどうハギ合わせるかじっくり悩みます。

仕上がりは1400×600㎜のサイズに。3枚ハギです。これならば25㎜厚であがります。虫喰い穴と多少の節と割れは残さざるを得ませんが、それはそれで味わいがあります。

2枚ホゾ

椅子やテーブルの脚などは基本ホゾ加工で接合しています。写真は加工中のテーブルの脚の部材です。力が掛かる箇所にはホゾを2枚にして更に強度を増します。2枚にすることで作業の手間はかかりますが、ボンドの接着面も増えるし木材の伸縮にも対応してくれるので、ここぞという場所にはこの加工は欠かせません。

できる限り直して使う

以前椅子の張り替えやソファの製作でお世話になったお客さんからのご相談。お父様のテーブルが壊れてしまい何とか使えるように修理してほしいとのこと。裏に補強をして、見た目はほぼ同じでいままで通りに使ってもらえるかと思います。何でも直すより新しいのを買った方が。。。という状況が多々ある昨今ではありますが、直してでも使いたいという気持ちを大切にしてあげたいと思います。とは言え直せるもの直せないものがございますので、遠慮なくご相談ください。

G.W.はメンテナンス体験会やります

G.W.は通常営業の日曜休みです。せっかくのG.W.なので家具のメンテナンスの相談会というか体験会をしようかなと思っております。普段無垢材の家具を使っているけどメンテナンスとかいまいちわからないとか、失敗して部分的に白いとか、うまくできないとなど、どしどしご相談いただければと思います。もちろん無垢材の家具に興味はあるのだけれどすぐ汚れてしまいそうで不安だとか、どうしても汚れが落ちなくてペーパーをあてたいのだけど何番のがいいの?400? 200? 塗るのならオイルがいいのかオイルがいいのかなどと色々とアドバイスさせて頂きたいと思います。その場でご体験もしていただけることと思います。家具、小物の持ち込みも大歓迎です。(無垢材でオイルフィニッシュのもの)この機会に是非。お待ちしております。

【G.W.家具メンテナンス体験会】

期間  4月28日(土)〜5月5日(土) 日曜定休

時間  11時〜17時  随時受付

料金  基本無料ですが、お持ち込みの場合大きさや程度により料金を頂戴する場合があります。(nineの家具であればもちろん無料です。)

オイル塗り、ペーパーがけをやってみたい方はエプロンや汚れても構わない服装をご用意ください。

納品事例 三条市 S邸 無垢材の棚 ブラックウォルナットの存在感

趣味の手芸のあれやこれやを収納するために棚を製作させていただきました。打ち合わせで色々とお話をきかせてもらい、本や資料などのファイル、手芸の道具そして人形を並べたいとのご要望がありました。サイズもしっかりとお聞きしてすんなりとモノが収まり、かつnineらしくシンプルに素材の良さを感じていただけるようご提案をさせていただきました。また、壁にピタリとくっ付くように設置したいというご希望もあり、お部屋の巾木をしっかりとかわすように製作いたしました。