Category : ポイント

ダイニングテーブルのオイルフィニッシュ

四角いテーブルもほぼ完成して納品待ちの状態です。脚は...

続きを読む

四角いテーブルもほぼ完成して納品待ちの状態です。脚は取り外し式です。オイルを塗った後ちょっとだけ噴き出してくるので時間をあけて乾拭きをしてあげます。額縁も同じタイミングで仕上がっていたので一緒にオイルを塗ってしまいます。翌日オイルが乾いたら更に細かい番手のペーパーをあててワックスを塗ったら終了です。納品が楽しみです。

円卓の製作風景

暑い日が続きますがnineのお店の隣の九里家具製作所にて日々...

続きを読む

暑い日が続きますがnineのお店の隣の九里家具製作所にて日々製作をしております。お店に向かう小道に薪を積んである建物が製作所で、窓を開けていたらチラリと中が見えます。散らかっておりますがご希望であればご案内します。農作業小屋に木工機械を並べただけの工房にエアコンなどあるわけもなく、こう暑いと休み休みやりながら熱中症にならないように気をつけています。1400㎜の大きさの丸座卓の天板を仕上げています。大きので木口(テーブル側面の)カンナがけをするのも一苦労です。脚をとりつけたら一人ではひっくり返せないかな。。。

丸と四角

テーブルの天板が形になってきました。大きくて重くて苦...

続きを読む

テーブルの天板が形になってきました。大きくて重くて苦労しますが、なかなか良い仕上がりになったのではないでしょうか。材木屋さんまで行って組み合わせの良さそうな材を選ばせてもらった甲斐があるというものです。もう少し目の細かいサンドペーパーをあててからオイルフィニッシュと作業は進みます。

オーク材のダイニングテーブル製作中

ダイニングテーブルの天板です。仕上がり寸法が1800...

続きを読む

ダイニングテーブルの天板です。仕上がり寸法が1800×900㎜なので、およそ1850×185㎜程の板材を5枚はぎ合わせます。荒木で40㎜ほどの厚みで長さもあり湾曲しています。それを手押し鉋盤やプレーナーを使って平らにします。そうすると大体30㎜くらいで天板が仕上がります。はぎ合わせる面をしっかりと平らに整えてボンドを付けてクランプで圧着します。オーク材は重いので結構腰がやられてしまいますが重い思いをして作ったオークのテーブルはそれだけの迫力があるように思います。

オーク材の丸テーブルも製作中

家具製作を学んだ訓練校の先生は「大きいのと丸いのは大...

続きを読む

家具製作を学んだ訓練校の先生は「大きいのと丸いのは大変なんだ~。」とおっしゃっていましたが、今回製作する丸い座卓は1400φ。ソコソコの大さです。しかもオーク材なので重い。ちょっと先がおもいやられますが、暑さに負けず製作開始です。丸く切ってしまうので、材料のロスが少なくなるように階段状にはぎ合わせます。

重い腰をようやく

nineの店舗兼住宅が完成してから1年半経ち...

続きを読む

nineの店舗兼住宅が完成してから1年半経ちますが、未だ自分で作ろうとしていて完成していないものがいくつかあります。キッチンや洗面台は引き渡し時に。トイレの扉やちょっとした建具、収納などは住み始めてからちょこちょこと。そしてようやく店舗部分の壁面収納に取り掛かりました。と言っても注文を受けている家具の納期も気になるので下段のみの設置となりました。床のコンクリートが凸凹だったり、幅をぴったりサイズで作りすぎたりで設置に苦労しましたがなんとか収まりまりました。苦手です現場仕事。上段は本棚になる予定ですが時間を見て楽しみながらやりたいと思います。結構なサイズなので搬入が盛り上がりそうです。

ウィンザーチェア

nine windsor chair ...

続きを読む

nine windsor chair

オーク&ナラ材(上写真)とブラックウォールナット&アッシュ材(下写真)で作った時の印象の違い。それぞれに良さがあります。お好みですが、合わせるテーブル、お部屋の雰囲気でお選びください。座面をお尻の凹みに合わせカンナで削っております。包み込まれるようなフィット感をぜひお店でお試しください。

ダイニングチェア

nineには定番の小椅子が今のところ3種類あります。...

続きを読む

nineには定番の小椅子が今のところ3種類あります。肘掛のあるナインチェア、背面から見たときのスポークが印象的で木の座面が掘り込んであるナインウィンザーチェア、そしてシンプルでオーソドックスなこのナインダイニングチェアです。座面が布張りのクッションなのでお尻に優しく、張り生地もいろいろ選べます。今回はとてもきれな青。少し麻が入っているのでサラッとしていて独特の風合いがあります。季節を問わず気持ちよく使っていただけると思います。

TVボード

ブラックウォルナット材で製作したテレビ台です。とても...

続きを読む

ブラックウォルナット材で製作したテレビ台です。とてもきれいに仕上がりました。お客さんの要望に合わせ両脇に2杯ずつの引出しを配し、真ん中はオープンの可動棚の仕様となりました。オーダー家具ですのでもちろん幅や奥行きなどご希望のサイズに合わせて製作が可能です。脚の長さはルンバが通過できる高さでした。着色したかのような黒さですが素材そのものの色です。無色透明なオイルを塗った仕上げだけでも高級感のある仕上がりになっております。木の家具は紫外線などにより経年で色が変化してきます。ナラ材やチェリー材などは濃くなるのに対して、ブラックウォルナット材は少し薄くなります。お店に展示してあるでブラックウォルナットのダイニングテーブルでその変化の具合をご覧いただけます。

さをりスツールkids修理

さをりスツールの座面の織りが破れてしまっ...

続きを読む

 

さをりスツールの座面の織りが破れてしまったので張り替えのご依頼でした。せっかくのお気に入りの生地ですが、さをり織りの特性上全くの同じもので張りなおすことが出来ません。なので新しい座面の中から選んでもらって載せ替えとなりました。さをり織りはやはり椅子張りにするには弱い生地です。補強して使用しておりますがどうしてもこのようなことは避けられません。しかしその辺りを踏まえしっかり修理をしていく覚悟で製作販売していますので不具合がありましたらご相談ください。

 

見にくいのですがスツールの脚にお子さんの落書きが。とても愛用してもらっているようでこちらも嬉しくなります。

イメージを形に

少し前に納品したものです。センターテーブルのようです...

続きを読む

少し前に納品したものです。センターテーブルのようですが、テレビ台として製作したものです。以外とソファ前にしっくり収まっていますね。お客さんの神社の鳥居のようなというイメージを形にしたもので、どっしりとした感じがご希望でしたので板の厚みを30㎜強にしました。スカッとした印象とは裏腹に結構重たいです。吹雪の中の納品でしたが無事にお届けできました。

さをり織りの仕入れ

久しぶりにさをり織りを仕入れてきました。今回はハッと...

続きを読む

久しぶりにさをり織りを仕入れてきました。今回はハッと目を引く柄が幾つもあったので沢山買ってしまいました。織りの拠点が小須戸からJR矢代田駅前に移転するようです。さらなる量産体制が期待できます。いえいえ、マイペースでおもむくままに自由に織って欲しいと思っております。細くでもよいので長くお付き合いを続けてゆければと。

蓋物

珍しく家具以外の製作です。陶芸家さん...

続きを読む

 

珍しく家具以外の製作です。陶芸家さんからの依頼でお茶道具の蓋の依頼。いつも家具を製作するとき使っている脳味噌とは違う部分を使って製作している感じでなかなか良い気分転換にもなります。ツマミには桜の枝を真鍮棒で立ち上げています。こういう発想はお茶をされている方ならではといったところです。もう少し細くしたかったのですがポキポキ折れるので太くなりました。かりんとうのようです。

楢と真鍮と籐

扉に籐が張られ自作の真鍮のツマミを取り付けます。ピカ...

続きを読む

扉に籐が張られ自作の真鍮のツマミを取り付けます。ピカピカの真鍮をエイジング加工して燻んだ色にします。ナラ材と真鍮と籐の組み合わせは私のお気に入りのひとつです。

ソファ鋭意制作中

ソファを製作しています。ブラックウォルナット材とブ...

続きを読む

ソファを製作しています。ブラックウォルナット材とブナ材、黒いのと白いのどちらがお好みでしょうか。梯子のようなパーツは背もたれになります。木部フレームを組み上げ、塗装してクリスマス前には椅子張り屋さんにお渡しする予定です。完成は来年になりそうです。納品を楽しみにお待ちください。

木のスツールに仕上げのワックス

納品を間近に控え、最後のワックスを施します。nine...

続きを読む

納品を間近に控え、最後のワックスを施します。nineのお店でもメンテナンス用に販売しているこのワックスは蜜蝋ベースにオレンジオイルなどが配合されており、作業中はなんとも良い香りがします。オイルフィニッシュ用のオスモのオイルにもワックス効果は期待できるのですが、ここ数年前からもう少し艶を与えた方がしっくりくる気がして使っています。たまにで良いので木製の家具にワックスやオイルを塗ってメンテナンスしてあげてください。家具が生き生きしますしきっと愛着も増すことでしょう。

ウィンザーチェア製作

椅子4脚分のパーツです。黒い材料ブラックウォルナット...

続きを読む

椅子4脚分のパーツです。黒い材料ブラックウォルナット四角いのが座面、曲がっているのが笠木(背もたれ)で白い材料はメープル材で脚などになります。

笠木はトリマーやルーターで面を取り、鉋をかけて成形しサンディングします。柔らかみを帯びた形になります。

脚など棒状のスピンドルはボール盤という機械で穴をあけて差し込むというシンプルな工法。古代から伝わる椅子などにも似たようなつくりのものもあります。

意味もなく仮組みをしてみたくなります。脚はボール盤で穴を貫通させてクサビを打ち込み強度を出します。

座面を成形し、座ぐりといってお尻の当たる部分を鉋で削って凹ませます。上手に削れれば硬い木から柔らかい感触を感じます。どんどん組み立てて行きます。

組み上がったウィンザーチェア。並べて後ろから見たときにスピンドルが立ち並ぶ様子が気持ち良いです。オイルフィニッシュを施したら完成となります。1台はソープフィニッシュのリクエストです。

 

 

大きなオーク材の食器棚

新潟市北区松浜の設計士さんからの依頼で建設中のキッチ...

続きを読む

新潟市北区松浜の設計士さんからの依頼で建設中のキッチンに取り付ける食器棚を製作しました。サイズや仕様などデザインはほぼ設計士さんであとはnineのテイストで仕上げてくださいとの依頼でした。1度現場で打ち合わせしているとはいえ真ん中のコンセント取り付け穴の位置がピタリと決まるかドキドキです。炊飯器をそこで使用するので水蒸気問題には少し悩みましたが防水の塗料でカバーしています。もちろん食品衛生法もクリアしていて仕上がりもマットなものです。W1750×D550×H210㎜の迫力あるサイズ。OAKの無垢材をふんだんに仕様しているので非常に重いので運搬が大変です。納品車に積めるかな、、、。

現場にて取り付け設置作業

日産キャラバンにギリギリ積め込みいざ現場へ。ミキ店...

続きを読む

日産キャラバンにギリギリ積め込みいざ現場へ。ミキ店長と設計士さんと私の3人で必死のパッチで積み降ろしての運搬、設置。コンセントも天井も幅木もほんとビックリするくらいぴったりでひと安心。今回の食器棚は結構なボリュームがあったので製作も納品もなかなか歯ごたえのあるというか手強いものでした。ひとりではひっくり返すのは至難の技です。危なっかしくて決して見せられませんがね(笑)。

 

吊り上げは大変

ちょっと前に納品した3人掛けのソファ。納品時に階段が...

続きを読む

ちょっと前に納品した3人掛けのソファ。納品時に階段が折れ曲がっているのでひょっとしたらベランダから吊り上げになるかもということで一応準備して向かいましたが、ギリギリ階段を通ってくれて無事に設置完了でした。吊り上げとなるとハシゴやロープも必要になるし、天気も雨降っていたらダメなので日程調整も必要に。なんせ危険度がグッと増します。なので階段で上がれて本当に良かった。製作者自ら直接家具をお届けしてお客さんの喜んでもらえた顔が見れるとこちらも嬉しくなります。製作時の苦労が報われる時です。

 

日々改良を

先日発売された住まいnet新潟で紹介されたようにni...

続きを読む

先日発売された住まいnet新潟で紹介されたようにnineの店舗と九里家の居住スペースは緩やかに繋がっています。自分で製作した家具を使って暮らしているのでその様子をお店のように見せることもできるし、それとは逆に休日などは店舗部分がリビングの延長となりソファで寛いで本を読んだりします。そんな時ふと椅子の角度やファブリックの肌触りなどが気になる時があります。もっとこうした方が良くなるんじゃないかと思えば試験的に改良を加えてみたりすることもあります。定番として店舗に並べている家具ではありますが日々ちょっとずつ変化したり試行錯誤を繰り返しているのであります。定番は1日にして非ず、でございます。

 

さをりスツールkids

さをりスツールですが出荷前には写真のように超平たい定...

続きを読む

さをりスツールですが出荷前には写真のように超平たい定盤でカタカタとカタつきがないかチェックしてから出荷しています。どうしても大きいテーブルやソファに比べ小さいものはコンマ数ミリの変化でもカタつきが気になります。ましてや無垢の木なので水分の呼吸による木材の伸縮もあります。もちろん使用する場所の床も平らが100%でていることも少ないのですが。せめて出荷の段階ではフラットでいたいのでチェックは欠かせません。長年の使用で気になる方は調整しますのでご相談ください。

 

3シーターの対面設置

展示のソファと同仕様のご注文があり完成したので少しだ...

続きを読む

展示のソファと同仕様のご注文があり完成したので少しだけ対面で展示してみました。大きいので迫力があります。お家というよりホテルのロビーといった感じでしょうか。ソファやイスは背面が正面みたな要素もありますのでその辺りも気にしながら家具選びをするのも面白いかと思います。製作者やデザイナーの意図や思いは見えそうで見えない所や細部、ディテールに宿る、そんな話もよく聞きます。

 

合皮のサンプル生地

ブラックウォルナットとの組み合わせるために大きめのサ...

続きを読む

ブラックウォルナットとの組み合わせるために大きめのサンプル生地を取り寄せてお客さんにご提案。サンプル帳の3㎝角で見るよりイメージは膨らみますがやはり広い面で張上がった時の印象は色が薄く感じたりと微妙に変わってきます。光の当たり具合や日光の下で見る印象など色々とご説明させていただいております。合皮は汚れが付きにくくお子さんが汚すのが不安なという方からのご希望があります。夏場は汗でちょっとペタペタするのが気になるという方もいらっしゃいます。ファブリックも本革にも合皮も長所短所それぞれございます。

 

テレビ台

W1600×D450×H360㎜ ナラ材 オイ...

続きを読む

W1600×D450×H360㎜

ナラ材 オイルフィニッシュ

 

引き出しは見た目をスッキリさせるために取っ手やツマミは付けずに手掛かりを。セルフクローズのスライドレールを取り付けているので閉めたときに最後の方で自分でゆっくりと閉まってくれます。お客さんのリクエストで鉄脚はお掃除ロボットが下を通れる寸法になっています。

 

テレビ台製作風景

クランプでしっかり締め付けながら接着します。クランプ...

続きを読む

クランプでしっかり締め付けながら接着します。クランプはハタガネともいいます。圧着することではみ出したボンドを拭き取るのが結構手間だったりします。拭き取りが甘いと塗装したとき残ったボンドの部分だけ塗装がのらず白くなってしまうので拭き取りはしっかりと。

 

オイルを塗ったら鉄脚を取り付けます。下からビスで固定します。コウバはとても埃っぽいので、塗装などの仕上げの作業は店舗スペース脇の小部屋に運び込んで作業します。来店時には製作途中の家具も見れるかもしれません。

 

スツールの座面

スツールの座面を加工中です。25㎜厚の板を2枚はぎ合...

続きを読む

スツールの座面を加工中です。25㎜厚の板を2枚はぎ合わせて丸く切り抜きます。そしたら旋盤でクルクル削って成形していくのですがうちには旋盤がないので外注となります。数が少ないときはたまに自分で工夫してやることも。丸く加工するとどうしても端材が多く出てしまうのですが、なかなか他の部材にするのも難しいので薪ストーブの燃料として使わせてもらいます。よく乾燥しているのでよく燃えます。

 

額縁

イラストを飾りたいお客さんにはナラ材で、白いマット紙...

続きを読む

イラストを飾りたいお客さんにはナラ材で、白いマット紙を入れてぐるりと白がイラストを引き立てます。あかちゃんの手形を収めたいお客さんにはブラックウォルナットで。背板はワイルドな感じがよろしいようです。オーダー製作なので色々なご要望にできるだけ対応したいと思います。額縁のような小さなものでも家具と同じように順番に製作させてもらっていますので、納期がかかってしまうことがありますのでご容赦ください。

 

オイルフィニッシュ

ソファに仕上げのオイルを塗ってもらっています。ミキ店...

続きを読む

ソファに仕上げのオイルを塗ってもらっています。ミキ店長にお願いしているのですが、作業をしている時に限ってお客さんが来てしまうものです。不思議です。nineのオイルフィニッシュはオスモというドイツのメーカーのオイルを使用しています。たくさんの種類のオイルが販売されているなかでどれを選ぶかは難しいところですが、仕上がりの良さと加工のし易さ、環境への配慮、人体への安全性などトータル的なバランスでチョイスしています。ちょいとプライスがお高めなのですが。ちなみにnine店舗兼住居もこのメーカーのものを使用しています。