椅子の師匠引退&帰郷

大阪のTRUCKで一緒に働いていた職人としての大先輩が体を痛めてしまいそのまま引退、そして第二の人生を故郷の天草で過ごすことに決め帰郷することに。最後に送別会を開こうということになり急遽大阪へ行ってきました。団塊の世代で中学卒業後に集団就職で大阪へやってきた叩き上げの職人さんでした。椅子を作らせたら出来ないものはない程で、しかも仕事が綺麗。この方はバンバンやっつけでスピード上げて数を作るタイプではなく、カンナがスパッと切れて綺麗に仕上がるだから早いという感じの職人さんでした。仕事を振り分ける時は箱物は若い連中に、椅子は全てこの方にお願いしていて、自分がカップボードなどを組み立てている脇でどんどん積み上がっていく椅子を惚れ惚れと見ていたのを思い出します。私の椅子製作の技術は殆どこの方の仕事を盗み見て獲得したものです。たまにカンナなども頂いたりして本当に勉強させてもらいました。ザ職人という寡黙さと西郷さんを彷彿させる風貌で人を寄せ付けない職人的な雰囲気をもった人ですが、酒(スーパードライ)が入るとガラリと性格が豹変する大変オモロい方で、よーーーーく飲みに玉造の焼肉屋へ連れて行ってもらいました。この日も一緒に働いていた仲間たちが名古屋、神奈川、滋賀、新潟、大阪から駆けつけてスーパードライで乾杯でした。最後は形見分けで(まだ死んでない!)たくさんのカンナをみんなで分けあって大先輩の職人魂を引き継ぎました。TRUCKから独立し、各地で頑張っている皆んなと久しぶりに顔を合わせることができたのも大先輩のお陰だったのかなぁ、こんな機会次はあるのかなぁ。なんか昔を懐かしみつつパワーをもらったような奇跡的な1日でした。いつか天草に釣りをしに行かねばならんな。その日までどうかお元気で、さようなら。

 

長岡市 I邸 フェザーソファ

大きなゆったりとしたソファ。クッション内部には羽毛を使用しているためとてもフカフカな座り心地でどっしりと深くまで身を委ねられるでしょう。サイドのクッションを大きめにしているので横向きに座り脚を投げ出しリラックスできます。組み合わせでL字に配置することもオットマンを組み合わせることも可能です。とにかくソファでゴロゴロしたい方にオススメです。

 

燕市 M邸 ダイニングセット

ダイニングテーブルにウインザーチェア2脚とベンチの組み合わせ。ブラックウォルナットで揃えられた家具でお部屋の雰囲気がシックに演出されています。完成まで大変お待たせしてしまいましたが、とても良い仕上がりになったと思います。納品時に喜んでいただけた様子でこちらも嬉しかったです。

 

10/19(土) ひと葉さんのオータムガーデンリースのWS 予約受付中

10月19日(土)にひと葉さんのオータムガーデンリースのワークショップを開催します。定員にもう少し余裕がありますのでこの機会にトライしてみてはいかがでしょうか。

 

 

「オータムガーデンリース」

月桂樹や針葉樹等のグリーンと赤唐辛子やバラの実等の彩り鮮やかな実ものを付けて秋色のガーデンリースを作ります。

日時:10月19日(土)13:30〜15:30

会場:nine/九里家具製作所 (新潟県長岡市福島町2525-7)

参加費:4,800円(ハーブティ付き)

ご予約:ひと葉までお電話(09038104979)もしくはメール、またはFBメッセージからお願いいたします。

持ち物:花バサミ、持ち帰り用袋

イベント告知「oblaat 展 古いもの、新しいもの」開催します

 

 

柏崎市松波にある古道具屋「oblaat」さんがnineにて日本、ヨーロッパなどから集めた古道具を展示・販売いたします。実用品からオブジェ迄、たくさんの品々を持って来ていただけるようです。

古道具屋さんにいくといつも思うのです。この古いものは今この趣きのあるお店にあるからすごく馴染んでいて古き良き雰囲気を醸してるんだけど、果たして築3年の現代的な普通のお家に置いた時にこの古いものは浮いてしまってあのお店で感じたあの雰囲気が消えてしまうのでは無いかと。

そこで思い切ってoblaatさんにお願いしてみました。oblaatの古いものをnineの新しい空間に展示する事で、新しいものと古いものの組み合わせや、アンティークとそうでないものとのコーディネイト、新旧の割合を変えたり違う国のものや異なる素材を混ぜることで新しいものと古いものがそれぞれ引き立て合い、今までになかったnineの空間を提案してほしいと。

DMの撮影はnineの店舗で行われましたが、その仕上がりを見てイベントの時のお店の雰囲気がどんな風になるのか期待が高まりました。

店主木浦(このうら)さんがDMに寄せてくれた文章を載せます。

「古いものを持ち帰り、自宅に置いたときにまるで昔からその場所にあったかのように馴染むことがあります。新しいnineの空間と古いoblaatのものの組み合わせはどんな場所になるのでしょうか。元々そうであったかのように無垢の家具と小道具が並び、nineの空間に馴染むことができたら僕としてはこんなに嬉しいことはありません。」

私には持ち合わせない木浦さんの若い感性にこのイベントの全てを委ねます。

お楽しみに!

 

「oblaat 展 新しいもの、古いもの」

日時 2019. 10.26(土)〜 11. 4(月)
時間 11:00〜17:00 会期中無休
会場 nine 新潟県長岡市福島町2525-7
TEL 0258-77-2565