ケヤキがやって来た

飛騨の材木屋さんにお願いしていたケヤキが、製材・乾燥を終えてやってきた。今回が飛騨地方に生えていたケヤキを現地で挽いてもらったもの。ちょっと特殊な乾燥方法で短期間で乾かしてもらいました。本来であれば1年以上天然乾燥と人工乾燥機で乾かしますが、なんとその1/3の期間で仕上がってきました。信じられません。実験段階ではありますが、問題なく行けるのではないかと思っています。早速展示用のテーブルの制作に取り掛かりたいと思います。

 

軽トラックに積んである分で、直径約58㎝、長さ2.2mの丸太を製材したものになります。これでテーブル3台くらい作れるでしょうか。

元々はこんな立派な丸太でした。

 

昔からケヤキは日本人にとってとても存在感のある特別な木であるように思っています。ケヤキ信仰というか、日本のKING OF WOODとしてDNAに刻み込まれているのではないかとも思います。とても愛されてきた木でしたが、最近では住宅のテイストに和風過ぎて合わないとか、木目が強過ぎてちょっと、などと嫌厭されがちでした。作り手がもっと扱い方を考えることで、もっと現代の住宅事情や趣味嗜好に一致したものを提案できると考えています。是非樹種選びの際には、ケヤキも候補の一つに挙げてみてはいかがでしょうか。

 

円い食卓 /DT-R

φ1100×H710㎜

ケヤキ材 オイルフィニッシュ仕上げ