先日船越桂私の中のスフィンクス展を観に新潟市美術館へ行ってきました。タイミングよく学芸員さんの解説を聞きながら鑑賞することができてよかった、予備知識の少ない我々にとってこれがあるのとないのは大違い。木彫なんですけど材料は楠(クスノキ)なんですって。確かに楠の程好い硬さ、粘り、導管の具合と表面の質感などがはまったのだろうななどと妄想しつつ、あの楠特有の匂い、樟脳の匂いが思い起こされました。九州にいた頃楠の材料を使って家具をつくったことがあったなぁ。もう15年も前の話、匂いと記憶って繋がりますよね。さてさて新潟市美術館は新潟出身の建築家、前川國男氏設計によるもので建築的にも興味深く楽しめました。とても良い時間を過ごせました。