抽斗(ひきだし)の仕込み作業をしています。抽斗を閉めた時に隙間が上下左右均等になるようにカンナで削っていきます。今は梅雨時期で1番木材が水分を吸っているので気持ち少なめの隙間にします。逆に冬の乾燥時期は少し隙間を多めに(といってもコンマ数ミリ)削ります。この塩梅がうまくいかないとある時期に抽斗がパツパツになって開かなくなります。無垢材は気候状況で伸縮するので、抽斗の仕込みは少し気を使います。もちろんスムーズに開け閉めできるように内部のあたっている部分もささっとカンナで削ります。
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