どことなくよヨーロッパの雰囲気を感じる富山市でした。立山連峰に降る雨、雪。そしてその水が富山湾へと流れ込む、そんなミネラル豊富な海で育った海産物は美味いに決まっている。ブリしゃぶ、生の白子、たら汁、げんげと存分に海の幸を存分に堪能してきました。立ち寄った楽翠亭美術館も素晴らしかった。展示してある美術品はもちろんですが、以前迎賓館として使われていたという建物もよかった。建具の4枚の襖に黒い漆が塗られていて、金箔で天の川が4枚連なって銀河を描く様はカッコよかったな。床や天井にも欅の一枚板がふんだんに使わていたり、あとなんといっても欄間、ものすごい細工でした。さすが富山の井波は欄間で有名ですものね。浴室もあってそこからは雪の残る日本庭園が見渡せて、もちろん入浴はできないのですが、もし入浴できたならなんとも贅沢な時間が過ごせそうです。いつも大阪へ帰省するときに素通りするだけの富山。新潟と同じく地味なイメージをもっていましたが、また何度も訪れてみたくなる魅力的なところでした。いつか風の盆に行ってみたい。