椅子の修理

たまに修理も承ります。物や程度により直せたり無理だったりします。今回の椅子は結構激しくやられていますがいけると判断。

 

先ずは可能な限りバラします。接着剤が切れてる箇所もありましたが、修理の時はいっそ外れてくれた方が修理しやすかったりします。

 

1本だけだったので旋盤加工はお願いせずカンナで削り丸棒をつくりました。

 

ラッカーかウレタン塗装が施されており経年の使用感が良い感じに出ていたので、ちょっと味があるような塗装を手塗りで。

 

完成。ボンドが切れてユルくなっていた箇所にもボンドを入れ直し、がっちり組み上がりました。パッと見わからないねと何人かに言ってもらえたので一安心。

 

 

籐張り前

ナインチェア。お客さまに合わせて足を少しだけカットして高さを調整しています。これから籐を張ってもらいます。座面に何も張られていないとこんな感じです。籐やペーパーコードを巻くためコーナーにネコ(隅木)がつけられませんが籐やペーパーコード自体をパンパンに張ることにより強度をだしています。

 

上棟

順調に工事が進んでいます。先週末無事に上棟式を終えました。大工さんの仕事はダイナミックでどんどんと形になってゆきます。11月の完成を目指して安全作業でよろしくお願いします。

ポスターフレーム

大きめのポスターフレームです。ちょっと大人な雰囲気をだすためにブラックウォルナット材を使用しています。隣の椅子の座面と笠木と同じ材料です。これだけ大きいと迫力があります。壁掛け予定ですのであまり重くなりすぎないよいうに工夫しています。アクリル板を使えばかなり軽量化できるのですが、ガラス越しの見え方、質感が好きです。久しぶりにビートルズが聴きたくなりました。

 

額縁 無塗装 ガラスと背板の間に4ミリの隙間

お客さまは違えど柏崎のコイルさんで購入された植物標本の額装は2度目となります。しかし今回は少し厄介で植物の根っこが8ミリ程もり上がっていてガラスにぴったりとくっついてくれず収まりません。困ったお客さま、リューターで根っこを削り4ミリまでは薄くできたのですがギブアップ。そうなると額を工夫するしかありません。ガラスと標本の間にぐるりスペーサーを入れ4ミリふかしています。見た目も全く問題なしでうまく収まりました。オイルフィニッシュを施す前に標本の古びた紙と背板のシナ合板の裏の風合いとナラ材の無塗装な感じが妙にしっくりきていてこれがまたきっとお客さん好みだと判断&ご提案。やはりストライクでした。壁に掛けずにローボードの上や床に置くそうです。それもまたいい感じです。