この日は久~しぶりに太陽が顔を出しました。とても良いサンセットでした。新潟の冬はほんとに荒天が続いて参ってしまいます。天気が良いとなれば製作を止めてでもやらねばならない仕事をやっつけてしまいます。溜まった木屑を捨てに行ったり、材木を搬入したり、煙突と壁の隙間から吹き込んでくる雨を防ぐためにコーキングしたり、交換したタイヤを洗ったりと雨や雪が降ってできなかったことが片付いてちょっとスッキリです。
ナイン ウィンザーチェアの仕上げ
椅子がちょうど組み上がったその日、ご注文を頂いたお客さんがふらりとコウバへ寄ってくれました。塗装をする直前のその椅子を見て、この未完成の薄い仕上がり感が良い!とビビビと来てしまったようで。急遽オイルフィニッシュからソープフィニッシュへと変更。いろいろと思うところもあるので、いつでもオイルを塗りますよという条件も付けさせてもらいました。今後のメンテナンスも責任をもちますよということです。実験的な要素がつよいので、どのように使いこまれてゆくか楽しみではあります。ふふふ。
メープルのキッチンキャビネット

W1800㎜のキッチンキャビネット。収納力たっぷりで使いやすそうです。木製のつまみが可愛らしく、メープル材の雰囲気を引き立てています。これから塗装でオイルフィニッシュして、引き出しと扉の仕込みの調整をして福島県喜多方市への納品を待ちます。現場で取り付け設置をして完成となります。まだまだ気が抜けません、いやむしろこれから。無事に設置できますように。
ウィンザーチェア
製作途中のウィンザーチェア。実はもう塗装前まで出来上がっているのですが、仮組をしていた次の日の朝に窓から陽光が差し込んでいました。この時期に長岡でこんなに陽の光が浴びれるのは貴重です。皆さん車のタイヤ交換や庭の樹木の雪囲いなど冬支度に追われます。
メープル材のダイニングテーブル
1800×800㎜のダイニングテーブルはもはや中二階には運び込めず、オイルフィニッシュも撮影もコウバでの作業となります。メープル材の仕上がり感、艶かしさにすっかり虜になっている最近です。15年くらい前は大人気だったメープル。どこもかしこも白っぽい家具ばかりだったのに。流行ということを考えさせられます。ちなみに美紀さんのご実家の家具はメープルで揃えていますが、その使い込んで経年変化したメープルの飴色はとても深い味わいがあります。