nine chair

TRUCKで働いていたときに設計した椅子「NINE CHAIR」。定番商品として採用されたのですが、フレームの楢材や座面の籐張りの価格の高騰などの理由で廃番となっていました。自分の設計した椅子がこのまま消えていってしまうのをとても忍びなく思っていて、いつか私の手で再販したいと動いていました。そしてようやくたくさんの人たちの協力を経て復活します。感謝の気持ちでいっぱいです。私にとっては初めて商品化されたとても思い入れの強い椅子です。細々と、でもじっくり丁寧に売り続けてゆきたいと思っております。
仕様の変更があります。細いフレームの強度を上げるのと材料を無駄なく使うために接合部分を強化しました。あと座面の張りをペーパーコードに変えています。そのため以前と同じ価格での販売が可能となりました。しかし決して質を落としている訳ではありません。もちろん座面を籐で張ることも可能です。ご相談ください。
この椅子もgallery tanne「暮らしと家具」展でご覧になれます。
nine chair
楢材 オイルフィニッシュ
座面 ペーパーコード張り
size  w550 d 480 h730 sh420㎜

モロッコのキリムプロジェクト

三方舎今井さんのモロッコでのプロジェクトにお声掛けいただいて、キリムをつくって販売させてもらうことになりました。
モロッコのフェズという街の郊外のAit Saleh村で農業以外の収入と女性たちの雇用を生みだすというプロジェクトです。nineがデザインしたものを現地で羊毛を手織りしてキリムを製作し、日本で販売します。手仕事ならではの仕上がりの風合いが絶妙で大変気に入っております♬ 若干のいびつな形さえ愛おしく感じます。
写真はモロッコの様子です。現地では女性の協同組合を立ち上げ、約8人が働いているそうです。織り機も自分たちで製作したりと気合いが入っています。
もちろんtanneさんでの「暮らしと家具」展でも販売しております。今回はサイズが小さい物だけですが、今後は大きいものも織ってもらう予定です。
キリム
size 740×330mm
price ¥9,000-(税抜き)

夏のさをり情報

8月1日からの『暮らしと家具』展にはもちろん「さをりスツール kids」もズラリと登場します。ワークセンターほほえみの織り手さんたちが素晴らしいペースで仕上げてくれて、かつてないほどいろんな柄が揃っております。写真はほんの一部ですが相変わらず生き生きとした力が伝わってくる生地です。
たくさんあるので8月9日(土)~17日(日)に長野善光寺の松葉屋家具店でtricollageを開催する企画制作室Bridge 小林あかねさんにも販売をお願いしました。こちらは第2回目の開催です。8月はさをりにも会いに来て下さい。
さをりスツールkids
size 300×200×200㎜
price ¥14,000-(税別)

ネコ

8月のtanneさんでの展示会の準備をしつつ、ご注文を頂いている家具の製作も順調に進んでいます。こちらはウォルナットのテーブルに天板を取付ける前の状態で、内側から隅木(すみぎ)という補強を取付けているところです。この隅木、関西ではネコと呼びます。木工の専門用語が西と東で違ったりするのも面白いです。なぜネコなのか椅子の師匠のひでちゃんに聞いたところ、猫のようにピタッと寄り添うからやと大真面目な顔で答えてくれました。真意はわかりません。

多湿は嫌

梅雨が明けたかと思わせるほどのよい天気。90%に届きそうだった湿度も60%まで下がった。多湿を嫌って延ばし延ばしにしていたテーブルの天板の加工をまとめてやってしまおう。