
抽斗(ひきだし)の仕込み作業をしています。抽斗を閉めた時に隙間が上下左右均等になるようにカンナで削っていきます。今は梅雨時期で1番木材が水分を吸っているので気持ち少なめの隙間にします。逆に冬の乾燥時期は少し隙間を多めに(といってもコンマ数ミリ)削ります。この塩梅がうまくいかないとある時期に抽斗がパツパツになって開かなくなります。無垢材は気候状況で伸縮するので、抽斗の仕込みは少し気を使います。もちろんスムーズに開け閉めできるように内部のあたっている部分もささっとカンナで削ります。





リサ・ラーソンのタイルを飾る為のスタンドの製作依頼がありました。大きな家具をつくる合間に小さな小物をつくるのは良い気分転換にもなります。小さいながらも思わず作業に没頭してしまいます。壁に掛けたかったのですが色々と問題があり、スタンドを探したのですがなかなかお気に入りが見つからず、オーダーメイドとなりました。柾目のブラックウォルナットの黒がリサ・ラーソンのタイルとしっくりきていて、作品の良さを引き立てています。自己満足なのですが、裏から覗いても恥ずかしくない仕上がりになっております。

9月に新津の三方舎さんで家具のグループ展をやらせてもらうことになりました。なかなか男気のありそうなメンツで楽しみであります。鉄でお世話になっているweld 横山さんや材木屋さん繋がりのseats 石井さんとは初めてイベントでご一緒するのでとても嬉しいです。詳細はまた後日に告知しますが、きっと面白い展示になると思います。是非新津、三方舎へ遊びに来てください。

