打ち合わせ後に思うこと

梅雨を目前に越後長岡はスカッと快晴が続いております。そんな気持ちのよい日に「中二階studio」(自宅)にて家具の打ち合わせがありました。お客さまには遠路長岡まで足を運んで頂いてほんとうに感謝感謝です。しかも貸家の一室を改造した「中二階studio」はただのおばあちゃん家的な風情たっぷりで、お店を期待してこられた方にはショックを与えかねない外観なので打ち合わせのたびに一抹の不安があります。そんな不安をよそにお客さまはサンプルの家具や、8年間使って良い経年変化を出しているダイニングテーブルなどを見ていろいろ検討し、そして納得していかれたようです。「nine」は理解のあるお客さまに支えられて、こんな小規模でしかも無垢材オンリーの注文家具屋をやれているのだとつくづく感じております。感謝。

接合部分

これベンチの脚なんですけど、6本あるうちの真ん中の2本です。(ひっくり返してます)丸い棒状の脚に対して幕板が3方向からささっているのですが、スッキリきれいに納まってしかも強度を持たせるために接合部分に工夫をしてみました。ホゾががっちり効いています。少々実験的な試みでしたので無事に加工できてホッとひと安心です。

家具製作

クラフトフェアも終了し、急かされていた仕事も無事出荷を終え、なんだか久しぶりにじっくり家具製作に向き合ってるような気がしています。ブラックウォルナットのテーブルは2000×800㎜で割と大きさがあるし、構造も少しややこしいので集中を切らさずに取り組んでいます。

 

反り台鉋

Rの曲面を削るときは削る面が反っているカンナや南京鉋を使います。ちなみに右側の南京鉋は自作です。始めは全然削れない使えないものでしたが、私の椅子の師匠秀ちゃんの手直しで見違える程ご機嫌に、さすがでした。久しぶり椅子製作、ちょっと時間を忘れてしまうほど楽しんでいます。