柾目の円卓

美しい柾目(平行できれいに揃った縞模様の木目)の円卓用天板。板目(材木らしい山形や筍型の木目)のほうが表情が出るが、柾目のあの凛とした雰囲気がたまらなく好きだ。材料的には歩留りが悪く値段が少々割高なのだが…。完成が楽しみ。なんとかタブチくんがいるあいだに完成形を見せてあげたい。

商品積み込み

今日は新潟市まで納品。新築の素敵なお家にブラックウォルナットのダイニングテーブルを納めました。喜んでもらえた顔を見ると本当に作り甲斐があります。長岡でつくっていてその本人が納品に来ていて少し驚かれていたようでした。使ってもらうお客さんの顔が見え、使う人も作り手の顔が見える。とても素晴らしい事だと思います。作り手は半端なものはつくれないし、使う人も粗末には扱えないでしょう。今日の納品の相棒はインターンシップでお手伝いに来てくれている学生さんタブチくん。この巨漢!頼もしいこと山の如し。

CUPBOARD

本体が組み上がる。いいボリューム感です。形になってしまうと完成に近づいた気になるけど作業工程的にはこれで半分くらい。扉、引出し、棚板を作って取付けて塗装してとまだまだ先は長いのです。

組み立て

最近涼しくて作業がしやすい。カップボードの組み立て。平面の板材が組み立てられて立体の箱になっていく行程がなんともたまりません。高さが1800㎜なので搬入のことなどを考えて上下に2分割できるようにしてます。しかも框組ではなく板指しなので重量は超ヘビー級。フラッシュ構造のほうが軽いから組み立てやすいしコストも低いのですが、あくまで無垢材にこだわるのはその木のもつ本来の質感や存在感が溢れ出てくるような家具を作りたいから。素材の持つ力を100%引き出してあげるのが作り手としてとても大切なことだと思うのです。

『子は鎹(かすがい) とはいいますが』のカスガイ。互いの材が離れぬようにしっかり固定。探し続け求め続けて、半年前大阪日本橋で100ヶほど中古で購入。