ブラックウォルナットの座卓

先日既に納期が終わっているブラックウォルナットの座卓。この黒は木そのものが持つ色で着色した訳ではございません。家具用の透明なオイルを塗って仕上げています。いわゆるオイルフィニッシュという仕上げ方法です。ウレタン塗装などとは違い厚い塗膜を作らないので直に木を触っている触り心地です。このブラックウォルナットは北米産なのですが、こうして座卓に加工して畳に置いてもしっくりきているのが面白いです。黒さで全体の雰囲気が引き締まる感じがします。

オーク材のダイニングテーブル

ちょっと前に納品完了したダイニングテーブル。Yチェアとお子さん用のトリップトラップに合わせて使ってもらいます。お子さんの成長とともに以前使用していたテーブルが手狭になり幅1800㎜の大きなテーブルにサイズアップ。広~い、と感激されていたお客さま。広いLDKに以前からあったかのようにすんなりテーブルは馴染んでおりました。ありがとうございました。

脚、脚、脚。

テーブル用とテレビ台用の脚です。構造が一緒なのでまとめて製作したほうが効率的かなと思ったのですが、幕板の形状や長さが違ったりして結構厄介でした。効率よくお仕事したいものです。

テレビ台と我が家のダイニング

脚は無事にテレビ台に取り付けられました。

nineのお店は自宅も兼用となっておりますので、入口(玄関)のドアを開けるといきなり写真のようにドーンとリビング&キッチンが見えます。実際ここで毎日食事をしています。自分の作った家具を使って生活しているのをそのまま見てもらおうというコンセプトです。多少の生活感があっても良いじゃないかと。何年テーブルを使うとこんな風になるとか、何畳の部屋にこのくらいの大きさの座卓を置くとこんなサイズ感です。というのを実際に体感してもらえるのが説得力があって良いじゃないかと。そんな思いでお店とお家をつくりました。是非体感しに来てください。

ブラックウォルナットの天板をはぎ合わせる

何も着色しておりません。ただ削っただけでこの色です。それがブラックウォルナット。オイルフィニッシュをするとさらにその黒さが際立ちます。テーブル天板用の幅ハギで木目を合わせています。並びを変えたり、上下左右ひっくり返していちばんしっくりくる木目の組み合わせを検討します。同じ樹種でも色味が違ったり、節があったり、木目がイマイチだったりしてもう一枚削り直すこともしばしば。ただ並べるだけではないのです。結構悩ましい、そしてテーブルの表情を決める大事な作業なのです。