大きなオーク材の食器棚

新潟市北区松浜の設計士さんからの依頼で建設中のキッチンに取り付ける食器棚を製作しました。サイズや仕様などデザインはほぼ設計士さんであとはnineのテイストで仕上げてくださいとの依頼でした。1度現場で打ち合わせしているとはいえ真ん中のコンセント取り付け穴の位置がピタリと決まるかドキドキです。炊飯器をそこで使用するので水蒸気問題には少し悩みましたが防水の塗料でカバーしています。もちろん食品衛生法もクリアしていて仕上がりもマットなものです。W1750×D550×H210㎜の迫力あるサイズ。OAKの無垢材をふんだんに仕様しているので非常に重いので運搬が大変です。納品車に積めるかな、、、。

現場にて取り付け設置作業

日産キャラバンにギリギリ積め込みいざ現場へ。ミキ店長と設計士さんと私の3人で必死のパッチで積み降ろしての運搬、設置。コンセントも天井も幅木もほんとビックリするくらいぴったりでひと安心。今回の食器棚は結構なボリュームがあったので製作も納品もなかなか歯ごたえのあるというか手強いものでした。ひとりではひっくり返すのは至難の技です。危なっかしくて決して見せられませんがね(笑)。

 

吊り上げは大変

ちょっと前に納品した3人掛けのソファ。納品時に階段が折れ曲がっているのでひょっとしたらベランダから吊り上げになるかもということで一応準備して向かいましたが、ギリギリ階段を通ってくれて無事に設置完了でした。吊り上げとなるとハシゴやロープも必要になるし、天気も雨降っていたらダメなので日程調整も必要に。なんせ危険度がグッと増します。なので階段で上がれて本当に良かった。製作者自ら直接家具をお届けしてお客さんの喜んでもらえた顔が見れるとこちらも嬉しくなります。製作時の苦労が報われる時です。

 

日々改良を

先日発売された住まいnet新潟で紹介されたようにnineの店舗と九里家の居住スペースは緩やかに繋がっています。自分で製作した家具を使って暮らしているのでその様子をお店のように見せることもできるし、それとは逆に休日などは店舗部分がリビングの延長となりソファで寛いで本を読んだりします。そんな時ふと椅子の角度やファブリックの肌触りなどが気になる時があります。もっとこうした方が良くなるんじゃないかと思えば試験的に改良を加えてみたりすることもあります。定番として店舗に並べている家具ではありますが日々ちょっとずつ変化したり試行錯誤を繰り返しているのであります。定番は1日にして非ず、でございます。

 

ソファ×2

納品前のソファ。こう並べると、どこかのホテルのロビーのようでもあります。