休日出勤

土曜の夜にはぎ合わせる筈だった板材。晩ごはんが美味しそうだったのでついついワインを開けてしまい、良い気分になってしまったので翌日の日曜日に作業をしているだけなのですが、こんなギラギラの日差しの日曜日にラジオでも聴きながらゆるりと作業をするのもたまにはよいものです。コウバを通り抜ける風が心地よいです。もう夏ですね。

 

お家の取材

先日お家の取材をお受けしました。9月くらいに刊行だそうです。カメラマンさんとデザイナーさんがロフトに登って何やら盛り上がっています。こんな角度から建物を撮れる機会はないと嬉々として仕事をしておられます。楽しそうに仕事をされているときっと良いものができそうな気にさせられます。仕上がりがとても楽しみです。

ブラックウォルナットの円卓

とてもキレイな天板に仕上がりました。妙な言い方ですが突き板みたいにきれいです。それもそのはず、同じ一枚の材料の板から同じ長さを3枚取りそれをはぎ合わせています。これをトモ木を使うといいます。サイズのあまり大きくない面で使えます。もちろん良い材料が入荷出来ている場合に限りますが。きれいになりすぎて無垢板感がないとか、シャープな感じがでて良いとか、お客さんによっては全く気にならないとか色んな意見がありますが、私が打ち合わせ等でお客さんから受けた印象で、フィーリングで木取りをさせてもらっています。

 

船越桂 私の中のスフィンクス 展

先日船越桂私の中のスフィンクス展を観に新潟市美術館へ行ってきました。タイミングよく学芸員さんの解説を聞きながら鑑賞することができてよかった、予備知識の少ない我々にとってこれがあるのとないのは大違い。木彫なんですけど材料は楠(クスノキ)なんですって。確かに楠の程好い硬さ、粘り、導管の具合と表面の質感などがはまったのだろうななどと妄想しつつ、あの楠特有の匂い、樟脳の匂いが思い起こされました。九州にいた頃楠の材料を使って家具をつくったことがあったなぁ。もう15年も前の話、匂いと記憶って繋がりますよね。さてさて新潟市美術館は新潟出身の建築家、前川國男氏設計によるもので建築的にも興味深く楽しめました。とても良い時間を過ごせました。

 

カフェテーブル

7月9日に古正寺にオープンするリブロ珈琲さんにテーブルを製作しました。納品前にnineのお店に並べてみて妄想喫茶九里を開店してみました。コンクリートの土間に楢とウォルナットの無垢材が映えます