自宅キッチン引き出し組み立て

引き出しの中身の箱を組み立てて取り付けました。奥行きが深い引き出しですがスライドレールでフルオープンします。今回は実験的に2種類のスライドレールを使用してみました。日々使用しながら使い勝手や耐久性を試したいと思います。まだまだキッチン製作は続きます。

 

材料支給

収納の間仕切りとカウンターの天板を普段よく使用している広葉樹の無垢材でいくことに。間仕切りはブナ材をはぎ合わせています。カウンターはナラ材の柾目を使うことにしました。お家の建具としてのイメージよりも置く家具にイメージを寄せたいという意図があります。

造作キッチン 自主施工

少しずつ形になってきました。うちのキッチンは食洗機も浄水器もなくとてもシンプルなものです。私たちの暮らしぶりからすると必要なしという事になりました。お家を建てるプランを練ることは自分たちの暮らしとしっかり向かい合うという事でした。計画段階の時は形や機材ばかりを考えていたのですが、必要な形は自ずと決まってくるような気がします。実際使い始めたら希望通りなのか、それともどのような誤差がでてくるのか楽しみでもあります。

激しすぎる節や割れ

木工の基本ですが節や割れは悪でなるべく使用しません。それは折れたり割れたりと強度的な問題であったり、加工する上で硬いので刃こぼれしたり反りやすかったりと良いことがありません。しかし最近では節や割れを個性とし、表情のある家具として人気があったりします。私も以前はそのような家具を得意としているところで仕事をしていたので、節や割れのある材料に関してはそこそこの経験があると思っています。仕入れた節有り材の中には激しすぎる節や辺材で真っ白だったり黒ずみが汚らしかったりして使えない材料が結構あったりして、捨てるにはもったいないし薪ストーブの燃料にでもするしかないかと思っていましたが、今回製作中の自宅のキッチンに思い切って使ってみることにしました。特上級の材料を使って最上のものをつくるのは当たり前。下級の材料でも最上の仕事をする、そこにもつくり手の腕の見せどころがあると思います。なんとか工夫してやってみます。

板を接ぐ

キッチン本体の木取りが終わり木づくりに工程が移ります。キッチンの奥行きが650㎜なので板を4枚はぎ合わせて幅の広さをだします。板をはぎ合わせる面(ハギ地)がピタッとするようにカンナで微調整、この一手間が結構大事でハギ割れを防ぎます。ビスケットと呼ばれる核(さね)を入れて強度もだします。強力な木工用ボンドを塗りクランプで挟み込んで作業終了です。