2018年5月

逆さナイン

毎年店舗兼住宅西側にある田んぼに水が張られると、水面...

続きを読む

毎年店舗兼住宅西側にある田んぼに水が張られると、水面に建物が写って逆さナインを見ることができます。今年の撮影は田植え後になってしまいましたがそれもまた良しです。爽やかで過ごしやすい季節です。西側に植えたネムノキは他の樹木よりも芽吹きが遅くまだ新芽がチラホラ。夏はふわっと枝葉が茂って涼しげです。

建前

テーブルとスツールをご注文いただいたお客さまから建前...

続きを読む

テーブルとスツールをご注文いただいたお客さまから建前にご招待してもらい、図々しくも家族3人してお邪魔してきました。上棟式の時にお餅やお菓子などを屋根から撒き、皆んなに振る舞うのですが、最近は建前をやらないケースが多いようですね。ミキ店長も娘も人生初の建前経験でした。撒く人も拾う人もみんな笑顔で幸せのおすそ分けを頂いた感じです。

新築に合わせての家具のチョイスはなかなかイメージが湧きにくいかと思います。しかしこの家具を絶対置きたいから床の素材はこれだよねとか、壁はこうした方がいいよね、といった選択の仕方もありなのかなと思っています。早いタイミングでもご相談に乗りますので遠慮なくnineのお店の家具に触りに来てくださいね。

古い材料を使って

古民家を解体することになり、その家の屋根裏に眠ってい...

続きを読む

古民家を解体することになり、その家の屋根裏に眠っていた建築の為に製材され使われなかった材木を支給され、それを使って何かを製作して欲しいとの依頼。何の木かわからない大きな一枚板は結構反っていて厚みが30㎜程度、そのまま1枚板のテーブルにするには反りをなくすために削って調整しておそらく15㎜厚くらいの仕上がりに。テーブルにするは薄すぎるし、真ん中に手のひらサイズの節穴も空いているし、何せ2000×1000㎜の大きさは普通のお家にはちょっと大きすぎ。勿体ないけど細かく切ってスツールなどにしてはどうかと提案したところ、取れるだけの大きさでデスクをお願いしたいというところに話は落ち着きました。

樹種が不明なこの木材はブラックウォルナットのように黒っぽい木肌で、カツラやホウノキのような柔らかさと軽さのある加工しやすい材料でした。仕上げにオイルを塗ってみると木目はそれほど美しいというほどではないのですが、独特の風合いというか黒いうねりというかなんとも言えない存在感のある仕上がりとなりました。

何年も眠っていた材料がこうして時間を経て家具として生まれ変わって使わていく。何かロマンを感じてしまいますが、私も一役を担えて良かったです。よい機会を与えてもらいました。

2000×1000㎜の一枚板これはこれで良い感じなのですが、反りと大きな節穴が。どこを切ってどうハギ合わせるかじっくり悩みます。

仕上がりは1400×600㎜のサイズに。3枚ハギです。これならば25㎜厚であがります。虫喰い穴と多少の節と割れは残さざるを得ませんが、それはそれで味わいがあります。

2枚ホゾ

椅子やテーブルの脚などは基本ホゾ加工で接合しています...

続きを読む

椅子やテーブルの脚などは基本ホゾ加工で接合しています。写真は加工中のテーブルの脚の部材です。力が掛かる箇所にはホゾを2枚にして更に強度を増します。2枚にすることで作業の手間はかかりますが、ボンドの接着面も増えるし木材の伸縮にも対応してくれるので、ここぞという場所にはこの加工は欠かせません。

できる限り直して使う

以前椅子の張り替えやソファの製作でお世話になったお客...

続きを読む

以前椅子の張り替えやソファの製作でお世話になったお客さんからのご相談。お父様のテーブルが壊れてしまい何とか使えるように修理してほしいとのこと。裏に補強をして、見た目はほぼ同じでいままで通りに使ってもらえるかと思います。何でも直すより新しいのを買った方が。。。という状況が多々ある昨今ではありますが、直してでも使いたいという気持ちを大切にしてあげたいと思います。とは言え直せるもの直せないものがございますので、遠慮なくご相談ください。

1