シンプルということ

ナラ材のダイニングテーブル
1800×800×700㎜
シンプルでどこにでもあるような形かもしれません。だからこそ、それぞれ比べてみると素材や材木の使い方、面の取り方や表面の仕上げ方、細かなディテールなどが確実に違います。一見気づかないかもしれない、作り手の自己満足とも言われかねないこだわりが、家具の持つ雰囲気を左右するひとつの要素だと思います。

猫まっしぐら

先日納品したお客さまから写真を頂きました。猫ちゃんたちもお気に入りのようです。ベンチの座面が爪研ぎの形に似ているのでなんだか心配ですが、なんとも可愛らしいです。

 

ウォルナットのテーブルと鉄脚のベンチ

このダイニングテーブルとベンチはとても相性がよいと思います。お客様には長い間お待たせしてしまいましたが、いよいよこれから納品です。いつも展示イベントに来てくれて「いいよね~、いいよね~。」と言ってくれていたお客さま。喜んでいただけるかしら。こちらもわくわくします。

 

nine chair

シートはペーパーコードを張っています。籐張りよりもザックリとした雰囲気です。ペーパーコードは紙なので強度がなさそうですが、かなりしっかりしていて耐久性もあります。北欧の家具にもよく使われています。

windsor chair

oak材で制作してみました。ウォルナットより素朴な雰囲気です。oak材とナラ材の違いは難しいところです。ナラを英語でoakといいますが、樫材などもoakといいます。兄弟みたいなものですが見た感じはやはり違います。しかしナラ材っぽいoakがあったり、オーク材みたいなナラ材があるのも事実。その辺をお客さんに説明はするのですがどちらも変わらないねと言われる時もあります。難しいですね。