Category : ポイント

ソファの肘

今日ソファの張りをお願いするために3人掛け2台を軽1...

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今日ソファの張りをお願いするために3人掛け2台を軽1BOXに積み込みました。え!入るのと突っ込まれましたが工夫次第で案外積めるものです。今回はタイミングよく注文が重なりブナ材とナラ材で2台まとめての製作となりました。同じ形をまとめてつくれるのはコウバ的にはとてもありがたいです。上の写真は柿の種をイメージしてデザインされた肘掛け部のカンナがけをしているとことです。

 

面取り

面取りという材木の角や隅を斜めに削る作業があります。...

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面取りという材木の角や隅を斜めに削る作業があります。1枚の四角い板があるとしたら12の角があるわけで、98枚の板を加工するとなるとちょっと果てしない気分になったりするわけで。そんな時はミキ店長にお手伝いをお願いしたりしてなんとか乗り切っています。お手伝いはありがたいです。そんな面取り加工、角を取る形により坊主面、切り面、銀杏面、几帳面、匙面、蒲鉾面など色々と呼び名があって面白いです。面の種類や大きさによって家具全体の印象が結構変わってくるので意外と重要なポイントでもあります。

 

スツール

スツールが幾つか完成して只今少量ですが在庫がご...

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スツールが幾つか完成して只今少量ですが在庫がございます。基本nineではオーダーを受けてからの製作になりますがスツールなどの小物はそのままお持ち帰り頂くことができるものあります。スツールは来客時に椅子として使ったり、ベッドサイドで目覚まし時計などの小物を置いたり、高い所の物を取るときの踏み台になったりと多用途で使えてとても便利です。

 

ブラックウォルナットの円卓

とてもキレイな天板に仕上がりました。妙な言い方ですが...

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とてもキレイな天板に仕上がりました。妙な言い方ですが突き板みたいにきれいです。それもそのはず、同じ一枚の材料の板から同じ長さを3枚取りそれをはぎ合わせています。これをトモ木を使うといいます。サイズのあまり大きくない面で使えます。もちろん良い材料が入荷出来ている場合に限りますが。きれいになりすぎて無垢板感がないとか、シャープな感じがでて良いとか、お客さんによっては全く気にならないとか色んな意見がありますが、私が打ち合わせ等でお客さんから受けた印象で、フィーリングで木取りをさせてもらっています。

 

ブラックウォルナット天板木取り

ブラックウォルナット材でのテーブル製作のご注文が重な...

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ブラックウォルナット材でのテーブル製作のご注文が重なり4台まとめて木取りの作業をしています。昨晩木目の柄や色合いを合わせ本日接ぎ合わせる段取りだったのですが、朝コウバに来て再び天板を見て何か納得がいかずもう一度板の組み合わせを再検討。水を塗ったりして何度も組み合わせを変えてベストを探します。調子がいいのか悪いのか一度考え始めると時間がかかってしまうときがあります。蛍光灯と太陽の光でも印象は変わるものです。少し余分に材料を切り刻んでしまいましたが最善を尽くしたと思います。色んなタイプのテーブルができるので楽しみです

 

木の丸脚

只今制作中のテレビボードはお客さんの希望で木の丸脚。...

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只今制作中のテレビボードはお客さんの希望で木の丸脚。お掃除ロボットが通れるように高さも設定されています。(最近多いです、このご依頼)旋盤ではなくて手加工で丸くしているので触ってみるとボコボコしているのを感じとれると思います。見た目はしっかり丸棒ですがあえてて加工をした感じを残しておきたいための仕上げになっております。ジョージナカシマのウィンザーチェアーのスピンドルはカンナをあてたところでサンダーをかけずに凹凸をのこした仕上げをしていますし、どこかのお寺の柱は槍ガンナをあてただけの仕上げです。いずれももちろん見た目は丸いですが触ってみるとより伝わってくるものがあります。

 

TV台

籐張りのテレビ台です。ワイド1600㎜で三分割の左右...

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籐張りのテレビ台です。ワイド1600㎜で三分割の左右に引出しを2杯ずつ配置し、センターには可動棚を1枚。前面に籐張りの引き戸が2枚あり右へ左へ色々配置することでいろんな表情を楽しむことができます。センターに置いたAV機器を引き戸で隠してしまっても、リモコンがちゃんと効きますのでご安心を。

 

ちぎり

本棚の中段には3個の箱型のトレーを配置。角は留めで4...

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本棚の中段には3個の箱型のトレーを配置。角は留めで45°、それに強度をもたせる為にちぎり加工を。用と意匠を兼ね備えた加工は先人の知恵と技術を感じます。

 

暖簾

オープニングイベントも終わり、日々お店を開く新しい日...

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オープニングイベントも終わり、日々お店を開く新しい日常がはじまりました。年を重ねたせいでしょうか変化に適応するのに時間がかかるように感じている今日この頃でありますが、家具の納期は待ってはくれません。ピッチをあげて製作に勤しんでいます。

さてイベント中も好評を頂き、よく質問をもらった暖簾。これは長岡造形大学の鈴木均治先生に製作して頂きました。お店の看板としても使いたかったのでnineのロゴマークを入れることをお願いしたのですが、それがなかなか骨の折れる仕事だったようです。四角が重なり繋がったデザインの意図は見た人が感じたように受け取ってもらえたらということで、みなさんに委ねられています。nineに訪れるたびにそんなことを思いつつ暖簾をくぐってもらえたらと思います。

 

メープル材の天板を剥ぐ

1750×850㎜のテーブルの天板を加工しています。...

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1750×850㎜のテーブルの天板を加工しています。
5枚の板を繋ぎ合わせて幅850㎜にします。一枚あたりだいたい170㎜です。

ボンドを塗りポニークランプで挟み、締めます。ハギ地(接着面)をしっかり出すのがポイント。ハギ地が甘いとエアコンや気象条件により湿度が変化したときに材が伸縮したときにハギ割れを起こします。油断できません。この後長さをカットして表面にカンナをかけます。ひとりでひっくり返すにはギリギリな重さです。

 

メープル材

申し分なく美しいメープル材。ダイニングテーブルとチェ...

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申し分なく美しいメープル材。ダイニングテーブルとチェア4脚のダイニングセットを製作開始。まずは木取り。椅子の後ろ脚の形をあて墨をつけていきます。木目が美しく強度もあり、且つ材料に無駄が出ないように位置を決めます。訓練校の時はよく先生に札束を刻んでいるようなもんだぞとプレッシャーをかけられたものです。綺麗な部材だけ取れば無駄が多く出るし材料がいくつあっても足りない。節やクセのある木目の場所は組み立てたら見えないところに上手に使ってあげる。適材適所。簡単なようで難しい作業です。

 

新作ソファ

少し無理を言って新年早々に仕上げてもらった新作のソフ...

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少し無理を言って新年早々に仕上げてもらった新作のソファの試作。お陰で撮影に間に合いました。私好みの少し固めのクッションでシャキッと座っていただけますし、ゴロリと脚を伸ばして寝転がることもでます。ほぼイメージ通りですが背もたれの角度を検討したり木部フレームの改善をする事により、より煮詰めて商品化してゆきます。写真では分かりにくいですがストライプの張り地がビーチ材の木部に映えてとても新鮮な感じがします。

自宅キッチン引き出し組み立て

引き出しの中身の箱を組み立てて取り付けました...

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引き出しの中身の箱を組み立てて取り付けました。奥行きが深い引き出しですがスライドレールでフルオープンします。今回は実験的に2種類のスライドレールを使用してみました。日々使用しながら使い勝手や耐久性を試したいと思います。まだまだキッチン製作は続きます。

 

激しすぎる節や割れ

木工の基本ですが節や割れは悪でなるべく使用しません。それ...

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木工の基本ですが節や割れは悪でなるべく使用しません。それは折れたり割れたりと強度的な問題であったり、加工する上で硬いので刃こぼれしたり反りやすかったりと良いことがありません。しかし最近では節や割れを個性とし、表情のある家具として人気があったりします。私も以前はそのような家具を得意としているところで仕事をしていたので、節や割れのある材料に関してはそこそこの経験があると思っています。仕入れた節有り材の中には激しすぎる節や辺材で真っ白だったり黒ずみが汚らしかったりして使えない材料が結構あったりして、捨てるにはもったいないし薪ストーブの燃料にでもするしかないかと思っていましたが、今回製作中の自宅のキッチンに思い切って使ってみることにしました。特上級の材料を使って最上のものをつくるのは当たり前。下級の材料でも最上の仕事をする、そこにもつくり手の腕の見せどころがあると思います。なんとか工夫してやってみます。

板を接ぐ

キッチン本体の木取りが終わり木づくりに工...

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キッチン本体の木取りが終わり木づくりに工程が移ります。キッチンの奥行きが650㎜なので板を4枚はぎ合わせて幅の広さをだします。板をはぎ合わせる面(ハギ地)がピタッとするようにカンナで微調整、この一手間が結構大事でハギ割れを防ぎます。ビスケットと呼ばれる核(さね)を入れて強度もだします。強力な木工用ボンドを塗りクランプで挟み込んで作業終了です。

 

さをり

さをりスツールkids。今回のロットも色とりどり揃っ...

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さをりスツールkids。今回のロットも色とりどり揃っております。織りのテーマは「晩秋」だったり「芝桜」とか、「新潟の冬」もひとつあります。面白いですね。木部の脚にイレギュラーでチェリー材でもつくってみました。どの柄とどの木の色を合わせるのかも結構悩ましいのです。

 

籐は年月を経るごとに色に深みがでてきます。 左側が張り...

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籐は年月を経るごとに色に深みがでてきます。
左側が張りたてで右側が10年くらい使用した椅子の座面です。もちろん古くなったとはいえ強度は問題なしです。

左側は張ってから1年経過。右側は張りたて。変化はそれほどでもないが若干濃くなっている。

さをりの現場

久しぶりにワークセンターワークセンターほほえみさんで...

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久しぶりにワークセンターワークセンターほほえみさんでさをり織りを仕入れてきました。やはり「花の二八」こと近藤さんの織りが私のお気に入り。(1番左の方です)今回は晩秋と芝桜というテーマの織りを購入しました。脚の木部にも珍しくチェリー材があったりしてさをり織りとの組み合わせも楽しみなところです。

 

鉄の取っ手

テレビ台を製作しています。その引き出し用の取っ手です...

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テレビ台を製作しています。その引き出し用の取っ手です。鉄の棒を曲げてもらって自分で長さを切って穴を開け、タップで雌ネジを切りました。慣れないことをしたのでタップが折れ、取っ手がひとつ使い物にならないように。。。長さもイマイチなのでもう一度作り直します。

 

椅子の修理

たまに修理も承ります。物や程度により直せたり無理だっ...

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たまに修理も承ります。物や程度により直せたり無理だったりします。今回の椅子は結構激しくやられていますがいけると判断。

 

先ずは可能な限りバラします。接着剤が切れてる箇所もありましたが、修理の時はいっそ外れてくれた方が修理しやすかったりします。

 

1本だけだったので旋盤加工はお願いせずカンナで削り丸棒をつくりました。

 

ラッカーかウレタン塗装が施されており経年の使用感が良い感じに出ていたので、ちょっと味があるような塗装を手塗りで。

 

完成。ボンドが切れてユルくなっていた箇所にもボンドを入れ直し、がっちり組み上がりました。パッと見わからないねと何人かに言ってもらえたので一安心。

 

 

籐張り前

ナインチェア。お客さまに合わせて足を少しだけカットし...

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ナインチェア。お客さまに合わせて足を少しだけカットして高さを調整しています。これから籐を張ってもらいます。座面に何も張られていないとこんな感じです。籐やペーパーコードを巻くためコーナーにネコ(隅木)がつけられませんが籐やペーパーコード自体をパンパンに張ることにより強度をだしています。

 

ポスターフレーム

大きめのポスターフレームです。ちょっと大人な雰囲気を...

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大きめのポスターフレームです。ちょっと大人な雰囲気をだすためにブラックウォルナット材を使用しています。隣の椅子の座面と笠木と同じ材料です。これだけ大きいと迫力があります。壁掛け予定ですのであまり重くなりすぎないよいうに工夫しています。アクリル板を使えばかなり軽量化できるのですが、ガラス越しの見え方、質感が好きです。久しぶりにビートルズが聴きたくなりました。

 

額縁 無塗装 ガラスと背板の間に4ミリの隙間

お客さまは違えど柏崎のコイルさんで購入された植物標本...

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お客さまは違えど柏崎のコイルさんで購入された植物標本の額装は2度目となります。しかし今回は少し厄介で植物の根っこが8ミリ程もり上がっていてガラスにぴったりとくっついてくれず収まりません。困ったお客さま、リューターで根っこを削り4ミリまでは薄くできたのですがギブアップ。そうなると額を工夫するしかありません。ガラスと標本の間にぐるりスペーサーを入れ4ミリふかしています。見た目も全く問題なしでうまく収まりました。オイルフィニッシュを施す前に標本の古びた紙と背板のシナ合板の裏の風合いとナラ材の無塗装な感じが妙にしっくりきていてこれがまたきっとお客さん好みだと判断&ご提案。やはりストライクでした。壁に掛けずにローボードの上や床に置くそうです。それもまたいい感じです。

 

靴べらスタンド

玄関に置く靴べら立ての製作依頼がありました。ナラの柾...

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玄関に置く靴べら立ての製作依頼がありました。ナラの柾目材の中をくり抜くような構造になっています。木の塊なのですがスカッとした雰囲気になるように成形しています。柾目材を使ったのもこのスカッとした雰囲気に一役買っています。シンプルなものほど何かピリリと効いた何かが欲しいです。

 

手仕事

ウィンザーチェアの座面をお尻にフィットしやすいように凹...

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ウィンザーチェアの座面をお尻にフィットしやすいように凹ませるために削る作業、座ぐり。今まではグラインダー(緑のやつ)を使っていましたがチョウナを購入してチャレンジしてみました。より原始的な手工具ですが使いこなせばグラインダーに匹敵すると思っています。何よりこういう類の刃物の産地が新潟にあるということがありがたい。三条、燕、与板。ここぞという時の刃物は平出商店に行けばなんでも解決。今回も丹波の小島優先輩に刃物の形の助言をもらいオーダーメイド。柄は短い棒屋(ばんや)ちょうなタイプにしてもらいました。うちのような小規模の家具屋はまだまだ手仕事の余地があります。

アメリカンブラックチェリー

アメリカンブラックチェリーのダイニングテーブルにオ...

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アメリカンブラックチェリーのダイニングテーブルにオーク材のウィンザーチェアを合わせてみる。現物は写真で見るよりテーブルに赤みがあるが、以外と相性は悪くないと思う。同じ樹種で部屋の家具を統一することは無難だ。違う樹種や形で部屋の家具を揃えるのは難しいけれども、雰囲気がさりげなくまとまっているとそれはまたとても魅力的だ。

 

板を並べる

スノコ状の天板のテーブルを製作中です。ただ並べて取り付け...

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スノコ状の天板のテーブルを製作中です。ただ並べて取り付ければ良いわけではなく、木目や節の組み合わせや配置によって表情が変わってくるので何度もひっくり返したりして検討します。50枚以上あるので優柔不断な私には時間をかけすぎてしまいがちな作業です。コツはメリハリをつけることでしょうか、と言っても見た目の善し悪しは各々の感覚の違いなので私自身のつまらぬこだわりなのでしょうか。木工を始めた頃はこの類のこだわりを捨て効率重視でしたが、最近はつまらぬこだわりを少し大事にするようになってきました。

さをりの墨付け

さをりスツールの座面サイズは300×200㎜。 2、3...

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さをりスツールの座面サイズは300×200㎜。
2、3メートルはあるさをり織りの生地から、一番良い表情の部分を切り取って座面に使用してほしいと椅子の張り屋さんに指示をするために墨付けをしておきます。家具をつくる時の木取りの墨付けに似ています。結構悩ましい作業で、ハマってしまうとびっくりするくらい時間が経過しています。

革を張る

椅子の座面に革を張ってもらいます。普段椅子の張りは張...

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椅子の座面に革を張ってもらいます。普段椅子の張りは張り屋さんにお願いしているのですが、革張りとなるとまた難易度が上がるようで、、、困った時のmonge頼みということで伊藤さんにお願いすることにしました。以前「男女8人家具物語」の展示会でご一緒させてもらったmonge伊藤さん、本業は椅子の張り屋さんで新潟市の風間椅子さんで活躍されております。数多くの仕事をこなしていらっしゃいますが、本革の加工はあまりないらしく悪戦苦闘されたようです。そのかわり張り上がった牛のショルダー独特の皺の入った黒い革の座面の質感はたまりませんでした。革の事だけではなく椅子の構造や木部、張り地のおさまりなど意見を交わしながらつくり上げていく工程はなかなか楽しいものです。

 

自分の製作した家具に漆を塗ってもらうのは初めてです。自分...

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自分の製作した家具に漆を塗ってもらうのは初めてです。自分の家具じゃないみたいに風格がでました。漆は上越の飯塚直人氏に依頼しました。彼は山に入って木を切って、それを轆轤で削って器を作り、自ら漆を塗るという生産工程をひとりで行っています。最近漆の苗を植えたそうで、10年後は樹液を採取して自家製の漆までつくってしまうようです。そんなやり方が少し羨ましくもあります。家具では難しいかな、木を植えてもそれで製作できる頃には自分がこの世にいないだろうし。だからこそ素材に対してのリスペクトを忘れずにいたいと思うのです。