2015年4月

革を張る

椅子の座面に革を張ってもらいます。普段椅子の張りは張...

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椅子の座面に革を張ってもらいます。普段椅子の張りは張り屋さんにお願いしているのですが、革張りとなるとまた難易度が上がるようで、、、困った時のmonge頼みということで伊藤さんにお願いすることにしました。以前「男女8人家具物語」の展示会でご一緒させてもらったmonge伊藤さん、本業は椅子の張り屋さんで新潟市の風間椅子さんで活躍されております。数多くの仕事をこなしていらっしゃいますが、本革の加工はあまりないらしく悪戦苦闘されたようです。そのかわり張り上がった牛のショルダー独特の皺の入った黒い革の座面の質感はたまりませんでした。革の事だけではなく椅子の構造や木部、張り地のおさまりなど意見を交わしながらつくり上げていく工程はなかなか楽しいものです。

 

自分の製作した家具に漆を塗ってもらうのは初めてです。自分...

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自分の製作した家具に漆を塗ってもらうのは初めてです。自分の家具じゃないみたいに風格がでました。漆は上越の飯塚直人氏に依頼しました。彼は山に入って木を切って、それを轆轤で削って器を作り、自ら漆を塗るという生産工程をひとりで行っています。最近漆の苗を植えたそうで、10年後は樹液を採取して自家製の漆までつくってしまうようです。そんなやり方が少し羨ましくもあります。家具では難しいかな、木を植えてもそれで製作できる頃には自分がこの世にいないだろうし。だからこそ素材に対してのリスペクトを忘れずにいたいと思うのです。

ダイニングテーブルの打ち合わせ

お引越しされたばかりの新築のお家での打ち合わせ。もう定番...

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お引越しされたばかりの新築のお家での打ち合わせ。もう定番となってきたダンボールでのサイズ確認シミュレーションです。昨年柏崎のtanneで展示会を開催したときに家具を見に来て頂いたお客さま。お家づくりのことや家具選びの話題で話が弾んでつい長居をしてしまいました。樹種や形、サイズで何パターンかのお見積もりをお渡ししてご検討してもらいます。

機械のメンテナンス

日々活躍してくれる木工機械にももちろんメンテナンスは必要...

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日々活躍してくれる木工機械にももちろんメンテナンスは必要です。納期に追われついつい掃除や片付け、そして機械のメンテナンスがおろそかになりがちです。中途半端な時間に仕事の区切りがきたときがメンテナンスのチャンス。グリスや機械油を点してやり傷んだ木部のパーツを交換。レールにこびりついた木屑をそぎ落とし動きもスムーズに。なんだかんだ夢中になりいい時間になってしまいました。明日からまた気持ちよくお仕事できます。

南京かんな

南京かんなという種類の鉋。右の写真のような湾...

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南京かんなという種類の鉋。右の写真のような湾曲した面を削る道具です。上のものは椅子の師匠ヒデちゃんに頂いたものです。上岡と焼き印が押してあるのは昔々に師匠が道具箱ごと全ての鉋を盗難された為にまったく仕事にならず、引退された先輩の上岡さんに泣く泣くお願いして鉋一式を譲ってもらったからです。それが巡り巡って私のもとにやってきたということです。おそらく自分で作ったのだと思うのですが、特殊な刃物を使っていてめちゃくちゃよく切れます。かなり研ぎにくいですが、、今でも大活躍しております。下のものは私が自作した南京かんな。確か刃物は訓練校時代に松本市の道具屋で購入し、大阪で仕事し始めて師匠に教わりながら作ったものです。その当時は全然切れなくて鼻で笑われたものですが、微調整を繰り返し今ではそこそこになってきていると思います。刃が柔らかく研ぎやすいのですが、固いナラ材やオークを削るとすぐ刃こぼれしてしまうのが悩ましいところです。

 

カウンターチェア

椅子はやはり試作が必要です。図面では気づかなかった問...

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椅子はやはり試作が必要です。図面では気づかなかった問題が出てきたり、何よりサイズ感、座り心地が確認できます。今回はとくにカウンターの高さとの兼ね合いがあるので、段ボールに板をのせて即席カウンター席をつくりシミュレーション。思ったよりバーカウンター的な座り感というか肘のおさまり感。依頼主の要望はお酒を飲むのではなく、しっかりお食事ができるカウンター席にということで高さを調整しました。

 

原寸図

椅子の製作です。カウンターチェアなので座面が少々高めです...

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椅子の製作です。カウンターチェアなので座面が少々高めです。図面で大方のイメージと寸法を決めてありますが、原寸図をざっと書いてみます。まずはこれから。
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