投稿者: qunoli

モロッコのキリムプロジェクト

三方舎今井さんの...

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三方舎今井さんのモロッコでのプロジェクトにお声掛けいただいて、キリムをつくって販売させてもらうことになりました。
モロッコのフェズという街の郊外のAit Saleh村で農業以外の収入と女性たちの雇用を生みだすというプロジェクトです。nineがデザインしたものを現地で羊毛を手織りしてキリムを製作し、日本で販売します。手仕事ならではの仕上がりの風合いが絶妙で大変気に入っております♬ 若干のいびつな形さえ愛おしく感じます。
写真はモロッコの様子です。現地では女性の協同組合を立ち上げ、約8人が働いているそうです。織り機も自分たちで製作したりと気合いが入っています。
もちろんtanneさんでの「暮らしと家具」展でも販売しております。今回はサイズが小さい物だけですが、今後は大きいものも織ってもらう予定です。
キリム
size 740×330mm
price ¥9,000-(税抜き)

夏のさをり情報

8月1日からの『...

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8月1日からの『暮らしと家具』展にはもちろん「さをりスツール kids」もズラリと登場します。ワークセンターほほえみの織り手さんたちが素晴らしいペースで仕上げてくれて、かつてないほどいろんな柄が揃っております。写真はほんの一部ですが相変わらず生き生きとした力が伝わってくる生地です。
たくさんあるので8月9日(土)~17日(日)に長野善光寺の松葉屋家具店でtricollageを開催する企画制作室Bridge 小林あかねさんにも販売をお願いしました。こちらは第2回目の開催です。8月はさをりにも会いに来て下さい。
さをりスツールkids
size 300×200×200㎜
price ¥14,000-(税別)

ネコ

8月のtanneさんでの展示会の準備をしつつ、ご注文を頂...

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8月のtanneさんでの展示会の準備をしつつ、ご注文を頂いている家具の製作も順調に進んでいます。こちらはウォルナットのテーブルに天板を取付ける前の状態で、内側から隅木(すみぎ)という補強を取付けているところです。この隅木、関西ではネコと呼びます。木工の専門用語が西と東で違ったりするのも面白いです。なぜネコなのか椅子の師匠のひでちゃんに聞いたところ、猫のようにピタッと寄り添うからやと大真面目な顔で答えてくれました。真意はわかりません。

多湿は嫌

梅雨が明けたかと思わせるほどのよい天気。90%に届きそう...

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梅雨が明けたかと思わせるほどのよい天気。90%に届きそうだった湿度も60%まで下がった。多湿を嫌って延ばし延ばしにしていたテーブルの天板の加工をまとめてやってしまおう。

梅雨の湿気

梅雨ですね。じとーっとしますね。この時期は木がよく動...

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梅雨ですね。じとーっとしますね。この時期は木がよく動きます。カラカラに乾燥させた材料が湿気を吸ったり吐いたりするのでしょう、反ったり膨らんだりします。その影響をもろに受けるのが引出しでしょうか。あまり隙間をあけずに作ってしまうとこの時期だけ開かなくなるなんてことも。木が動くことも考えながら鉋で削って調整していきます。なんせ梅雨時のこの湿気はなかなか大敵なのであります。

 

いよいよ来週から

いよいよ来週から柏崎のギャラリーtanneさんで「暮らし...

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いよいよ来週から柏崎のギャラリーtanneさんで「暮らしと家具」展がはじまります。ちょこっとずつ新作などを紹介していこうかなと思います。
新しく椅子をつくりました。
nineのウィンザーチェアです。
ではまずウィンザーチェアについて説明を。
ベースとなった形のウィンザーチェアと呼ばれる椅子の起源は17世紀後半のイギリスまでさかのぼります。ウィンザー地方周辺で多く製造されていたことからこの名がついたという説もあります。王室や貴族が使用していた家具とは対照的にウィンザーチェアはそれぞれの土地で育つオークやビーチ、アッシュなど身近な樹木を使った無駄のない実用的なカントリーファニチャーです。現代の椅子のデザインや製法にもおおきな影響を与えていて、ウェグナーやモーエンセン、アアルト、渡辺力(私がはじめて体感したウィンザーは上松技術専門校の職員玄関に展示されていたリキウィンザーでした)などの有名な家具デザイナーたちがウィンザーチェアからインスピレーションを得て名作椅子を生み出しています。今日でもイギリスのみならず世界各地で愛用されており、日本でも根強い人気があります。
そんな近代木製椅子の原点でもあるウィンザーチェアをnineの解釈を加えて形に(リ・デザイン)できたことをとても嬉しく思います。すこし小ぶりなサイズ感は私たちの大きすぎないコンパクトな暮らしにそっと寄り添ってくれることでしょう。
8月の1ヶ月間展示しておりますので是非ウィンザーチェアに腰掛けに来て下さい。

展示会のお知らせ

『暮らしと家具展』 【日時】 2014/...

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『暮らしと家具展』
【日時】
2014/8/1(金)ー31(日)
11:00ー17:00
※13(水)は15:00迄
会期中のお休み 木曜定休日
【会場】
gallery tanne
〒945-0857新潟県柏崎市谷根3179
【ワークショップ】
「木でつくる バターナイフ」
8/10、17、24(日)
11:00~と14:00~の2回開催
参加費¥1500 ※お茶付き
tanneへご予約をお願いします。
☎0257-35-7922
柏崎のgallery tanneさんで展示会を開催させて頂くことになりました。新作を含め今まで製作してきたnineの家具をモロッコで織ってもらったオリジナルのキリムの敷物やgallery tanneさんに常設展示してある陶器や漆器、リネンの服など暮らしにまつわるものと共に展示販売します。さをりスツールやキリムの敷物や雑貨小物などはその場でお買い求め頂きお持ち帰りもできますが、大きな家具や椅子などは受注を頂いて会期終了後の製作となりますのでご了承ください。
会期は8月1日~31日と1ヶ月間もあるのでお時間のあるときに自然たっぷりな谷根の里に是非遊びにいらしてください。gallery tanneで美味しいコーヒーを飲みながら暮らしと家具のお話をしましょう。会期中2日(土)、3日(日)を除くすべての週末はnineが在廊いたします。
「木でつくる バターナイフ」のワークショップも開催しますので、参加ご希望の方は開催日をチェックしてタンネさんに予約を入れてください。

14フィートのオーク材

ダイニングテーブル用に仕入れたオーク材です。写真では...

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ダイニングテーブル用に仕入れたオーク材です。写真では伝わりにくいのですが5m近くの長さです。狭い製作所には入りきらないので外で木どりの作業をしてしまいます。雨が降ってなくてラッキーでした、本当に。

 

BOOK SHELF

本棚を組み立てています。クランプという道具で挟み込み...

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本棚を組み立てています。クランプという道具で挟み込み、締め付けます。本のこぼれ止めに真鍮をつかったりしていて、形はシンプルながらも雰囲気のある仕上がりになっています。こちらは8月の柏崎での展示会でご覧頂けます。お楽しみに。

 

新作の敷物

お願いしていたみきさんデザインの敷物がモロッコから仕...

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お願いしていたみきさんデザインの敷物がモロッコから仕上がってきました。予想以上の風合いの良さに感激しています。あんな漫画みたいなイラストからこのようにしっかりモノとして遠い異国モロッコから出来上がってくるなんてとても不思議な感じですが、これも三方舎さんとモロッコの人たちとの信頼関係が成し得ることなのでしょう。家具以外で初のnineオリジナル商品にすべく柄を絞り込んだりサイズを再検討したりもう少し煮詰めてゆきます。8月に柏崎での展示会で家具と一緒にお披露目できそうで楽しみにしております。

 

納期

納期ってクリスマス前までとか年末までとか引越し前にってよ...

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納期ってクリスマス前までとか年末までとか引越し前にってよくあるけど、花火までにってのがさすが長岡です。
nineは受注生産でやらせてもらっていますので納期までに時間がかかってしまいます。ひとつひとつ丁寧に製作しておりますのでご理解をお願いします。

nineの家具は貸し出し出来ます

お客さんにしばらく貸し出していた新作の椅子を引き取りに。...

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お客さんにしばらく貸し出していた新作の椅子を引き取りに。ご希望であればnineの展示品の家具は貸し出しOKなので、雰囲気やお部屋との相性などを実際に体感して頂いてご検討ください。こちらも新作の椅子の感想をいろいろ聞けて参考になりました。

さをりスツール納品

秋葉小夏のイベントでどれにしようかじっくり悩んで結局...

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秋葉小夏のイベントでどれにしようかじっくり悩んで結局どちらか決まらず。納品時にとりあえず2つ持っていってお家でまた悩んで無事決定してもらいました。奥さまが旦那さんとお子さんと一緒になって選んでいるのがなんとも微笑ましかったです。

秋葉小夏の様子です

昨日の秋...

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昨日の秋葉小夏の「森に響け ぴよぴよバードコール ワークショップ」の様子です。本当にたくさんのご参加ありがとうございました♬ 最後の方は私たちの不手際でお待たせしてしまったお客さんもいてすみませんでした。
素晴らしい自然の環境と素敵に演出された会場に笑顔、笑顔、笑顔。そして帰りのシャトルバスでも響き渡るぴよぴよ。このイベントのためにぴよぴよバードコールを準備するようになってからというもの、工房で家具をつくっているいる時も休日自転車に乗っている時も「鳥」が気になってしょうがなくなりました。この声はなんという鳥だろう?あの鳥の名は?夕方カラスはどこに帰ってゆくのだろう?とか。工房からは畑をゆっくり歩くキジさえ見つけました。そうなのですバードコールをつくることで鳥を意識し、その先に自然を意識してしまうのです。たかがピヨピヨですがあなどれないのです。
今回参加してくれた子供や大人たちに「自然を五感で受け取る」きっかけになってくれたらなとちょっとだけ願っております。感謝。

秋葉小夏の9日間 お車で来られる予定の方へ

お車で来場予定の方へ、一読をお願いします。 電車の...

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お車で来場予定の方へ、一読をお願いします。
電車の方は新津駅西口ロータリーからシャトルバスが出ております。
天気も大丈夫そうなので自然いっぱいの秋葉公園でフェアを楽しみましょう。「森の映画館」と「 森の美術館」にワクワクしています。出店者のくせに楽しむ気満々です。7日は現地でキャンプ泊、これまた楽しみですね。

oval low-table

オークの天板の木目がとても良い感じの...

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オークの天板の木目がとても良い感じの楕円形のテーブルです。ローテーブルですが通常のダイニングテーブルの高さでももちろん製作可能です。角の丸みの触り心地が良く、思わずスリスリと撫でてしまいます。

 

座刳り(ざぐり)

椅子の座面をお尻の形にフィットさせるために削って凹ませま...

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椅子の座面をお尻の形にフィットさせるために削って凹ませます。座刳りという作業です。こうすることにより座り心地が格段に良くなります。木の座面は布張りや籐張り、ペーパーコード張りに比べ長時間座るとお尻が痛くなるという方がいますが、名作と呼ばれる椅子はどんな体型の人が長い間座ろうとも問題ないように上手に座刳られています。そこを目指して頑張りたいですね。

木を曲げるには

椅子の背もたれの部材です。笠木と言います。板から...

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椅子の背もたれの部材です。笠木と言います。板から削りだすにはRがキツいし板厚も足りない、そもそも木目が切れてしまうので強度にも不安が。では秋田の曲げ木家具のように蒸してまげるのか。いやそんな設備も技術もない。となればあの方法しかない。気になる方は是非現物を見に来てください。丁寧にご説明しますよ。なかなか上手に曲げれました。

ウィンザーチェアー

作業の合間にコツコツ試作を続けてようやくここまできま...

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作業の合間にコツコツ試作を続けてようやくここまできました。まだまだ課題は山積みですが、図面などの平面が3次元の立体になったときは気持ちが上がりますね。商品化できようもう少しコツコツがんばります。

 

2014長岡クラフトフェア

天候にも恵まれ、たくさんご来場いただきありがとうございま...

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天候にも恵まれ、たくさんご来場いただきありがとうございました。
今回のワークショップはバターナイフとキッチンマグネットの製作でした。老若男女とても楽しんでくれて嬉しかったです。特に小学生が夢中になったときの集中力はすごい、キラキラしてましたよ。

 

授産品ノート

さをりスツールが誕生するきっかけとなったkoroさんの事...

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さをりスツールが誕生するきっかけとなったkoroさんの事業の報告書&商品紹介フリーペーパー「授産品読本」。今年は「授産品ノート」というかたちで発行されています。可愛らしい商品カタログのようですがkoroさんの想いがじわっと伝わってくる素晴らしい内容になっています。是非一読を。イベント出店時に配布しますし、気になる方にはお渡ししますのでご連絡ください。
koroさんの活動や想いが感じられるブログもチェックです。

さをりスツールイベント出品情報

さをりが張り上がってきました。脚を取付けてズラリと完成で...

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さをりが張り上がってきました。脚を取付けてズラリと完成です。今回も個性的な色彩が可愛らしいです。
今週末の長岡クラフトフェアと6月7、8日の秋葉小夏のイベントに「さをりスツール kids」も持って行きますのでお時間ある方は是非遊びに来て下さい♬ もちろんうちの中二階にも展示しておりますので気になる柄がある方はお問い合わせください。

真鍮

最近真鍮の鈍い光具合がとても気に入っていて取っ手や小物の...

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最近真鍮の鈍い光具合がとても気に入っていて取っ手や小物の金物でよく使っています。しかし市販のものはピカピカに塗装されていてイマイチなのです。真鍮の無垢材無塗装がいいんですよね。使い込む程にくすんで渋さがますことでしょう。木材も鉄も革も使い込む程に味のでる素材が好みのようです。

「秋葉小夏の9日間」に出店します。

秋葉区で開催される面白そうなイベントに出店します。 n...

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秋葉区で開催される面白そうなイベントに出店します。
nineはAkiha森のようちえん芝生広場で6月7、8日に行われる「yasutacafeの市」で物販&ワークショップをやらせていただきます。さをりスツールも持って行きますし、木でつくるワークショップはキッチンマグネットを予定しています。素敵なお店が大集合です。自然溢れる秋葉の森に是非遊びに来て下さい。
以下秋葉小夏の9日間Facebookページより引用です。
2014.5/31~6/8 小夏の秋葉区

3つの会場で思いのこもった

LOHASなイベントを行います。

自然と生活と創ること。

そして人。

それらが笑顔でつながること。

夏の気配を感じながら、

秋葉区をめぐってもらう九日間。

会場

◎三方舎 5/31~6/8

「企画展 詳細後日発表」

◎ボー・デコール 5/31.6/1

「LOHAS Market 開催」

◎Akiha森のようちえん芝生広場 6/7.8

「yasutacafeの市」

同時開催

「森の映画館(市民映画館シネ・ウィンド協力)」7日夜

「森のbook bar(bar book box協力)」 7.8日

「森の美術館(koro協力)」

「yasutacafeの市」出展shop一覧

飲食のSHOP

・ツバメコーヒー

・ピアットジョルニ

・スズキ食堂車

・うめやんkitchen

・nico

・DAIDOCO青果氷店

・ピノとグリ ワイン

・ティオ・ペペ

物販のSHOP

・G.F.G.S

・seats

・nine

・tetote×たねん.

2日間限定ユニット「たねと手 小夏編」

・koro×room 森ノトリコラージュ

・coil4

・hickory03travelers

7.8日は秋葉区役所駐車場⇔新津駅⇔森のようちえん間をシャトルバス「秋葉小夏 車掌は良くん号」が運行いたします。

 

 

ウェルカムボード

結婚式のウェルカムボードの額装をさせていただ...

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結婚式のウェルカムボードの額装をさせていただきました。中身の絵は和紙を染めたもののようです。春らしいほんわかした雰囲気が伝わってきますね。良き日の記念になってくれたらなと思います。ご結婚おめでとうございます。

 

新潟市松浜にある建築事務所atelier n...

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新潟市松浜にある建築事務所atelier nicoさんからのお仕事です。さすが建築士さん、スペースを有効に使うためによく考えられた形になっております。自分では考えつかないような形を製作できるのもオーダー家具の面白い所です。全体の大きさは2700ミリとかなり大きいですし、ナラの集成材25ミリ厚はなかなかの存在感ですが、取っ手などの細部をすっきしたシンプルなものにして素朴な風合いに仕上げております。事前に自ら設計された松浜のcafe&建築事務所を訪れていたのでnicoさん好みのテイストが把握できていたので、それが家具の細部に活かされたなとも思っています。

 

 

卵の底

こちらもnicoさんから製作依頼を受けた楕円形の...

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こちらもnicoさんから製作依頼を受けた楕円形のローテーブル。サイズは1800×900ミリと大きめです。楕円のテーブルは形を決めるのが1番難しいポイントとなります。すこしのRの違いで印象はガラリと変わります。そこで建築士さんとの打ち合わせで我々が採用した方法とは。先ず私がサブロクのベニヤ板をバーンと差し出し、建築士さんはおもむろに鉛筆を取り出しサササーと現物大のラインを引く。そしてRの形は卵の底のようなイメージでとの指示を受ける。以上。
パソコンやCADなど便利なものは多々ありますが、紙と鉛筆のようないたってシンプルな方法が1番思い通りのイメージを共有し合えるんだなと感じた打ち合わせでした。

材料について思うこと

材木の価格の上昇が止まらない。特に楢材とウォールナッ...

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材木の価格の上昇が止まらない。特に楢材とウォールナット材。為替みたいなものだからと業者の方はいうが為替のように上下に変動したためしがない。無垢材で家具をつくるということは非常に贅沢な材料の使い方になっていくのかもしれない、しかしベニヤやツキ板でつくるのが正しいやり方なのかというと少し違和感も感じる。樹種を代えるのか木材で家具をつくるのをあきらめるのか。遅かれ早かれそいういう選択をしなければならないのかもしれない。森林を活かすことをさらに考えなければいけないのかもしれない。何を購入し使用していくかを考えないといけないのかもしれない。

 

自然の素材

材木買い付け後のランチに新潟市松浜にあるアトリエニコ...

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材木買い付け後のランチに新潟市松浜にあるアトリエニコさんへ。木や土や石や布など素材感のよいものを上手に使った建物やお庭が素敵でした。やはり自然の素材はいいなと感じるひとときでした。